包帯クラブ

包帯クラブ The Bandage Club
天童 荒太
筑摩書房 2006-02-07

by G-Tools

たまにはこんな本も。
軽いタッチながら、構成が良く、時間的広がりやリアリティを感じられます。
心の傷はそれを言葉にして意識し、包帯を巻いて貰うというシンボリックな行為で人からも傷として認めて貰うだけで随分軽くなる。
若い人向けに書かれた本ですが、心の傷を受けないように・感じないように構えている大人、口だけで行動に移せない大人(私のことですが)も癒されます。

saya: