ガジェットを使った新コミュニケーションコンセプト Wire Free Gadgets Network ブロガーミーティング


今週月曜はハワイアンズから帰ってすぐに(^ ^;)「Wire Free Gadgets Network」ブロガーミーティングに参加してきました。最近良くお世話になっているAMNのイベントですが、NTTコミュニケーションズの社内インキュベーションでのアイデアコンセプトのデモというちょっと変わった趣向でした。
着席したテーブルにはChumby, デジカメ(Eye-Fi入り), myloといったガジェットが置いてありました。




「Wire Free Gadgets Network」とは、「誰でもどこでも(技術に詳しくない人でも)ネットと端末の連携(コミュニケーション)を楽しめる、仕組み(インフラ)を(簡単に、使っている事を感じさせずに)提供」するガジェットを繋ぐパイプみたいなものでした。
NTTコミュニケーションズの社内公募で集まった有志が本業をやりつつ、新サービスのコンセプト検討や具現化するデモを作成したので、お披露目して意見をもらいたいといった感じでした。
ガジェットとガジェットを繋ぐパイプはチャネルと呼んでおり、コンテンツのQueue制御がコアで、インプットのインタフェース(SMTP, Atompub)、アウトプットのインタフェース(Feed, XMPP)などを作ったという技術的な説明もありました。さらにインプットのインタフェースに合わせたデジカメを自作したり、アウトプットのインタフェースに合わせたChumby, mylo, Wii, WebのアプリケーションをFlashで作成したりもされているそうです。コンテンツのストレージはcocoaギガストレージやflickrなど外部のサービスを使っているそうです。



で、何ができるのかというと、今回のデモではリアルタイムの写真共有を行っていました。デジカメで写真を取るとチャネルに溜まり、Chumby, Wii, myloなどに順次表示されます。チャネルが共有されていて、様々なテーブルや他所にいたスタッフの撮影した写真がどんどん表示されるのは面白いですね。
キューに蓄積されたものが順番に表示され、なくなるとループするという制御をしているそうです。




前方のTVにはWiiで写真が表示されています。Web画面では、写真に★を付けたり、○、×といった反響ボタンを押したりと言ったこともできるようでした。
確かに面白い体験ではあるのですが、新サービスとして考えるとイベント等を除きいまいち日常的な利用シーンやビジネスが思い浮かばなかったりします。参加したブロガーもそのあたりが理解できないので、よく分からなかったという反応を何人かの人から聞きました。
リアルタイム(受信側の同期性)にこだわったそうですが、NWストレージをベースとしたガジェットによつPCレスな非同期なコンテンツコミュニケーション(Life-Xのような感じ?)と考えた方がより利用シーンが広がるような気がします。簡単にといっているので、チャネルすら意識しないで使えると良いですね。
デモでは写真を扱っていますが、同じような仕組みで動画でもテキストでも扱えるそうです。
プレゼンの後はこのコンセプトを利用した3年後のサービスイメージのグループワークでした。みなさんの様々なアイデアには刺激を受けました(いつもよりネタが少なく現実的なものが多かった感じです)。
さらに懇親会では、このようなコンセプトに至った様々な検討の話なども伺う事ができ興味深かったです。
(でもまずはホットスポットサービスをもっと安くどこでも使えるようにしてほしい(笑)。)
AMN並びにNTTコミュニケーションズ関係者ありがとうございました。

saya: