サンワダイレクトよりレビューモニター企画でサンワサプライの「振動スピーカー（400-SP008）」を頂きました。
スピーカーってのは振動板を振動させて空気を振動させることで音を出すので、小さなスピーカーだとどうしても大きな音や低い音を出すのは難しくなります。この振動スピーカーは振動板を持っておらず、まわりある机など平らなものなら結構どんなものでも振動板にしてしまって大きな広がりのある音を出すことができるスピーカーになっています。さらにバッテリー内蔵で電源がなくても大丈夫。
振動スピーカーは実際使ってみたことはなかったので試してみたいとレビューモニターに応募したら当選しました。早速使ってみましたので、レビューしたいと思います。
大きさは直径約5cmの円筒形で非常にコンパクトなのですが、重さは少し重く感じますが、振動させるためにはこれくらいの重量は必要だと思います。パッテリーも内蔵していますし。底面は金属の先にシリコン素材が付いており、下にあるもの（机など）を強力に振動させます。
銀色の２本のリングがアクセントになったシンプルで格好の良いデザインが好感触です。
バッテリー内蔵でない400-SP004もありますのでお間違えなきよう。
専用のケーブルが付属しており、本体側はmini USBコネクタで、先は二股になっていて音源用の3.5mmステレオミニプラグと電源用のUSBコネクタが付いています。
USBコネクタで給電しながら音を鳴らしたり、USBコネクタで内蔵バッテリーを充電しておいてバッテリーで音を鳴らしたりできます。つまりパソコンならUSBコネクタとイヤホン端子を接続して外部スピーカーとして使うことができますし、充電しておいて外に持ち出してイヤホン端子で音楽プレーヤーと接続して音楽を聴くといった使い方ができます。
音量の調節は音源側で行う必要がありますが、音楽プレーヤーでも最大音量でかなり大きな音を鳴らすことができました。
木やガラス、金属など振動させる材質を色々変えて鳴らしてみるとそれぞれ鳴り方が変わって面白いですね。一番良い音がしたのは木の机でした。と言ってももちろん、歪があったり繊細さに欠けたりするのですが、こんなに小さいのに、机をちゃんと振動させ、こんなに大きくてまともな音が出るのかという驚きがありました。
音は当然モノラルなのですが、点から音が広がるのでなく、机全体から音が広がり音に包まれる感じになります。
Macにもつなげてみましたが、MacBook Airだと本体のスピーカーが貧弱なだけにかなり音が良くなりますね。ただし無音のときにノイズがあるのが気になります（たぶん私のAirの問題）。
MacBook Proはそれなりのスピーカーが付いているので、わざわざこれを使う必要も無いかもしれませんが、音量や迫力では振動スピーカーの方が上でした。繊細さでは負けますが。
動画では最初本体のスピーカーで鳴らして、次に振動スピーカーで鳴らしています。途中振動スピーカーを机から浮かせて、机が振動して鳴っていることがわかるようにしています。
うちにはサイレントアンサンブルピアノがあるのですが、サイレント時はヘッドフォンで聴くか、パソコン用のスピーカーで鳴らすかしています。これだとピアノの本体にちょっと置くだけで鳴らすことが出来るので面白いですね。
バッテリーの充電状況が分からないとか、ケーブルが専用だったりするのが少し不満ですが、かなり面白いスピーカーだと思いました。
ワンセグテレビやYouTube、撮影動画などを複数人で見る場合や、音楽プレーヤーでカラオケをする場合、司会で簡易にマイクを使う場合、ノートパソコンでプレゼンする場合、会社で電話会議する場合（ハウリングするかな？）などあまり大きな外部スピーカーをスペースや電源の問題で置けない、または持ち運びたくないといった場合などに色々活用できそうです。
サンワダイレクト様ありがとうございました。
サンワダイレクト：振動スピーカー（400-SP008）
こんなのもあるみたいです。
サンワダイレクト：ピタッとスピーカー