AMNから頂いたアダム・ペネンバーグ著「バイラルループ」の見本本を読み終わりました。
Netscape, Hotmail, youtube, e-bay, paypal, flickr, facebook, myspace, twitterといったネットに詳しい人なら誰もが知っている多くのサービスが生み出された起業家のストーリーと急成長するサービスに共通するバイラルループという現象を非常に分かりやすく説明しておりとても興味深く読むことができました。
ほとんど何も無い状態からサービスを立ち上げ、バイラルループを適切にコントロールすることでユーザ数を急成長させて高額で売却するというベンチャーの成功ストーリーを多くの事例を挙げて紹介していますが、ウェブの流行からウェブメール、オークション、決済、SNS、ソーシャルアプリ、ソーシャル広告といったネットのトレンドの変遷の概観もできるので、ネットで一山当てようと言う人はもちろん、ネットとのつきあい方を考える多くの人も面白く読めるのではないでしょうか(サービスを体験してみないと言っている意味が分からない部分もあるかも知れませんが)。売却がゴールになっていてバイラルループが飽和した後のビジネスの言及が少ないのと、最後の締め(エピローグ)がいまいちですが。
ここで試し読みすることも出来ます。
Amazon: バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある