今日はValue Commerceの紹介で第二回ThinkPad大和魂ミーティングに参加してきました。本日世界同時に正式発表されたLenovo ThinkPad X1のプレゼンやタッチ&トライなどがありましたが、集まったのがかなりThinkPadマニアなユーザの人たちで、質問やユーザ代表プレゼンなども楽しめました。
Thinkpad X1はThinkPad史上最薄の厚さ16.5〜21.3mmでThinkPad T420sのLCDを開いたBase部分と厚さがほぼ同じだそうです。確かにThinkPadにしてはかなり薄いのですが、薄型パソコンが色々出ている中ではそれほどインパクトはないし、重さも約1.69kgと重いなとニュースを見た時は思っていたのですが、・・
一番驚いたのはその堅牢さ。動画のようにドライバーでLEDを思いっきり引っ掻いたり、叩いたりしても傷一つ付きません(かなり何度もデモしていましたが)。踏みつけたり落下させても何事もなかったように動いていました。
LCD部分はこんなに薄いのですが、今まで見たどんなLCDより強いです。
スーパーブライトLCDで輝度も非常に高くなっています。
これはコーニング社製のゴリラガラスを使ってフラットにLCDとベゼルを覆い、カバーやキーボードベゼルはマグネシウムで覆うことで、ThinkPadの中でも最高レベルの堅牢性を実現したそうです。
LCDをフラットにしたので、キーボードを上部から照らすライトは設置できないので、キーボードバックライトを設置(写真ではわざとキートップを一つ外してあります)。
Thinkpad Edgeで導入されたアイソレーションキーボードで6段配列ですが、使ってみた感じとても打ちやすかったです。マニアな方は7段でないと・・・とおっしゃってましたが。
防滴で水をこぼしても大丈夫。
薄型になっても、パフォーマンスには妥協せず、超低電圧版ではなく標準電圧のIntel Core i5-2520Mを採用。さらにターボモードもサポート。
問題となる熱は第五世代フクロウの羽FANで静かに冷却。
FANを高速回転させるターボ・ブースト+モードでは、2.6GHzのCPUで2.7GHz相当のパフォーマンスを実現するのだとか。
バッテリーは内蔵型(交換不可)になり5.8時間駆動を実現。1000サイクル以上の長寿命でかつ、RapidChargeで30分以内で80%以上の充電が可能に。
拡張バッテリーも同じ技術を採用し、本体バッテリーと合わせて11時間以上駆動。1時間以内で80%以上充電可能。
音質にもこだわっており、DOLBY HOME THEATERを搭載して、マルチメディアを楽しむ用途にも利用可能。VoIPでの音声のクリアさにも貢献。
以下、ThinkPad X1だけの話ではないですが、ソフト面ではThinkVantage Technologyで電力コントロールを強化。
アクティブディレクトリによる設定の配信も可能になっています。
電源スケジュール機能で、時間・曜日指定での節電設定(スリープ、モニターオフなど)が可能。さらにピークシフト機能で、電力ピーク時間帯をAC電源を繋いでいても強制的にバッテリーを使って動作させることが可能。
ピークシフト時間帯はバッテリーが緑色になり、バッテリー駆動しているのがわかります。
さらにバッテリーを長持ちさせるために、バッテリーの満充電容量を自動最適化したり、バッテリー・ヘルスモードで一番バッテリーが劣化しない50%を満充電容量に設定したりもできるそう(満充電でAC運用するのが一番バッテリーを劣化させるらしいです)。
Communications Utility 2.0によりネット会議ツールが向上し、キータイプ音のみ除去する機能だとか、ステレオマイクを使ってThinkPadの前で発生された声のみを拾う機能、映像を調整する機能、プライバシー機能(Skypeを切らずに画像のみミュート)などが追加されたそうです。
ThinkPadのEnhanced Experience 2.0対応製品では、起動時間やシャットダウン時間、スリープ時間、レジューム時間を大幅に短縮するそうです。ハードウェアを最適化したり、BIOSや起動プロセスなどを地道に改良しているのだとか。
最近のThinkPadって、垢抜けようとしているけどいまいちだなと思っていたのですが、私も欲しかった「薄型」というのをこれだけのこだわりを持って、驚きの堅牢性とともに実現してきた大和研究所(横浜に移転しても「大和」を維持したそう)の技術者の皆様の誇り(大和魂?)を感じることができました。「X1」と名付けたのも今までと違うことをアピールするためだそうです。
Lenovo、参加者の皆様、ありがとうございました。
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