[PR] シルク・ドゥ・ソレイユ最新作「OVO(オーヴォ)」 人間の驚異的な能力で虫の世界を表現


2/12より始まった話題のシルク・ドゥ・ソレイユ最新作「ダイハツ OVO(オーヴォ)」の東京公演。その前日のゲネプロ(最終リハーサル)にフジテレビより招待していただきました。
ありがたいことにシルク・ドゥ・ソレイユのゲネプロ鑑賞はコルテオ、クーザに続き3度目ですが、毎回その迫力のパフォーマンスや技術の高さに感動しています。
今回はお台場のダイバーシティ東京の向かいに建てられた大きなテントでの公演になります。


今回のシルク・ドゥ・ソレイユは、虫の世界の物語。初のファンタジー作品になっています。
大きな卵(オーヴォ)を背負ってコミュニティに現れたハエの「フォーリナー」とてんとう虫の「レディーバグ」とのラブストーリー、コミュニティのおちゃめなリーダー、タマオシコガネの「マスター・フリッポ」の警戒と応援など、観客を巻き込んだ演出。そして、コミュニティの昆虫たちの世界を表現した圧巻のパフォーマンスが見どころ。ちなみに主役の「フォーリナー」は日本人パフォーマーの谷口博教さんが演じられています。
なぜ虫の世界?と思いましたが、昆虫って人間からすると驚異的な能力を持っているし、スパイダーマンや仮面ライダーなどその能力を表現した作品もあります。生の人間の驚異的な能力でそれを表現するというのがテーマに感じました。

トンボを表現した「オーバロ」。
トンボの飛翔や美しさを重力を感じさせない驚異的なバランス技・力技で表現していました。

働きアリを表現した「アンツ」。
キウイ、トウモロコシ、ナスなどをフットジャグリングで一糸乱れず回したり、飛ばしたり。さらにアリがアリをのせてジャグリングしたりと、とてもかわいい団体でのパフォーマンス。ちょっと外れて飛んでしまってもちゃんとフォローして絶対に落とさないのはすごいと思いました。

さなぎから羽化した蝶を表現した「バタフライ」。
1本のロープを使って2人で華麗に空中を舞う演技は、信頼感がないとできないかなり危険でスリリングなものになっていますが、まさにペアの蝶が空中を舞うような感じでした。

ホタルを表現した「ディアボロ」。
ディアボロ(ジャグリングのこま)を巧みに操り、高速ジャグリングを披露します。コマが空中を舞う姿をホタルの光に例えているのかな。最後は4つのこまを同時に操るという世界でも数人しかできない技を日本人パフォーマーの矢部亮さんが披露。

第1部の最後は、コガネムシの群れを表現した「フライングアクト」。
空中ブランコのような飛翔技の連続ですが、見たこと無いほど高く長く跳躍して、かなりスリリングかつ見事です。

ノミを表現した「アクロスポーツ」。
ものすごいバランス力でノミの軽快さを表現しています。

糸の上を移動するクモを表現した「スラックワイヤー」。
単なる綱渡りでなく、たわんで揺れるロープの上を、歩いたり逆立ちしたり一輪車で移動したり。さらに自ら大きくゆらしてパフォーマンスしたり。信じられないバランス技です。

クライマックスは「コオロギ」の群れを表現した「ウォール」。
大きな壁面とトランポリンを使って、壁面を飛び跳ねたり、回転しながらジャンプしたり、リズミカルかつ見事なコンビネーション技の連続で、見ているだけで楽しくなれます。
これで全てではないですが、虫たちの世界を人間離れしたパフォーマンスで見事に表現していてとても楽しめました。
このような演技を毎日のように何度も完璧に行うシルク・ドゥ・ソレイユ。とても人間業とは思えません。その裏には地道な練習があると思います。一緒に観た人は「努力すればここまでできるようになるとは。もっと真面目に生きていこうと思った。」と語ってました。
東京公演は4/13まで。そのあと大阪、名古屋、福岡、仙台を巡ります。
ぜひ、生でそのパフォーマンスを観てみてください。
ダイハツ オーヴォ 日本公演 <オフィシャルサイト>

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