いつでも好きな音楽に浸れる クワッドBAドライバー搭載イヤホン Westone Universal W40 2019 Design

テックウインドさんより、4/12発売のイヤホンの新商品「Westone Universal W40 2019 Design」をサンプリングで発売前に頂きました。4基のBA(バランスドアーマチュア)ドライバー搭載の高級イヤホンですね。昔はShureはじめ高級イヤホンも色々使いましたが、最近は完全ワイヤレスイヤホンを使うことが多かったで、高級イヤホンは久しぶりです。通勤や帰省等で使ってみた感想をレビューしたいと思います。

Westone(ウェストン)はプロのミュージシャンが使用するカスタムインイヤーモニター(IEM)の老舗メーカー。オーディオマニア向けのユニバーサルイヤホンとして、リスニング用イヤホンに最適な音を追及して開発したコンシューマー向けシリーズがWシリーズ。W40はそのミドルクラスになります。型番でBAドライバーの数が分かりやすくなっていますね。

W40の2019モデルは従来モデルに比べ、Acouosticを洗練させたとのこと。

BA(バランスドアーマチュア)ドライバーって何と思われる方に少し説明しておくと、一般的なダイナミックドライバーでは高音質化するためには大型化してしまう欠点がありましたが、違う構造のBAドライバーでは小型化が得意で特に中・広域の繊細な再現が可能。しかしBAドライバーは、再生周波数帯域が狭く歪み特性があるという欠点があります。その欠点を補うため、高級イヤホンでは低域用・中域用・高域用と帯域ごとに専用ドライバーが用いられ、それらを組み合わせて音の再現力を高めています。

このW40は低域用に2基、中域・高域用にそれぞれ1基のBAドライバーを搭載。BAドライバーの少し苦手な低域に2基割り当てることでバランスの良い音再現を可能としています。

意外にパッケージが大きくて驚きましたが、中にはイヤホン本体の他に大きめのジップケース、付属品が多数入ってます。

クッションで大切に守られたW40 ユニバーサルフィットイヤホン。付属のHigt-Definitionシルバーケーブルはこのようなカーブがついた形がついていて、耳に引っ掛けやすくなっています。

High-Definitionシルバーケーブルは銀の含有率が高い4本の線を編み上げており減衰率が低いため、よりクリアできめ細かな音が伝わるそう。

イヤホンとシルバーケーブルの他には、Bluetoothケーブル、5種のSTAR Siliconeチップ、5種のTrue-Fit Foamチップ、付け替え用フェイスプレート、デラックスジップケース、充電用microUSBケーブル、器具が同梱されていました。大・中・小・トール・ショート×シリコン・フォームとこれだけチップが入っていれば、お気に入りのサイズのものが必ずありそうですね。

イヤホンはケーブル交換可能なMMCXを採用しています。Bluetoothケーブルも同梱されているので、付け替えることでワイヤレスにすることができます。最近のiPhoneのようなイヤホン端子がないデバイスともBluetoothで接続できます。
昔、高級イヤホンを使っていたときはケーブルの断線に悩まされましたが、ケーブルを交換できるのは良いですね。MMCX対応のケーブルは各種出ているので別途購入して交換することも可能です。逆に手持ちのMMCX対応のイヤホンがあれば同梱のBluetoothケーブルでワイヤレス化することも可能。

BluetoothケーブルはBluetooth4.0でSBCだけでなく、aptXやAACコーデックに対応。高音質や遅延の減少に役立ちます。

コントロールは3ボタンで電源と音量のコントロールが出来ます。反対側はバッテリーになっていて最大連続再生時間は8時間とか。

コントローラー横に隠れているmicroUSB端子で充電できます。

フェイスプレートはメタリックオレンジ、ガンメタルの2色付いていて着せ替え可能。メタル製になっています。

イヤホン装着感はとても良いですね。上手く耳にフィットするので、耳を圧迫することもなく、かと言って外れやすくもなく、付けていて疲れないのが好感触。音漏れもなく、周囲の音もかなり遮断して音楽に浸ることができます。ノイズキャンセリングほど環境音を消さないので、通勤時に使っても危険ではないのも良いです。

Bluetoothケーブルはシルバーケーブルより柔らかく、後頭部に回して締めるとケーブルは目立ちません。
遅延は確かに少なく、帰省時に新幹線の中で映画を見てみましたが、他のSBCのワイヤレスイヤホンのように音のズレが気になることはありませんでした。迫力もあって良いですね。3時間近く連続再生してもバッテリーはまだまだ大丈夫でした。
さすがに電波環境の悪い品川駅構内のようなところでは、たまに瞬断してしまいますが、その他の環境では問題なく、スマホから10mほど離れても音が聞こえました。

肝心の音は、最初は少し硬さを感じたのですが、聴いていくうちに心地よく繊細に。BAドライバーらしく、中域・高域の繊細さ、素直で小さな音まで感じ取れる音は良いですね。
低域も迫力と厚みがあります。定位もはっきりしているので、聞き飽きない自然な音楽を楽しめるのが良いです。
Amazon Prime Musicなどで様々な音楽を連続再生してみましたが、POPSからアコースティック、クラシックまでそつなくこなしますね。

さらにGalaxy Note8でハイレゾ音源(FLAC)を聴いてみましたが、やはり音源が良いとさらに繊細さが増し雰囲気まで感じられ、音楽に引き込まれますね。通勤時に聴いていると乗り過ごさないように注意が必要です。

高級イヤホンで楽しむ音楽はやっぱり良いですね。持ち歩いて色々な音楽を楽しんでいます。
いつでもどこでも好きな音楽に浸りたいという方にはおすすめですよ。

TEKWIND: WESTONE Universal W40 2019 Design

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saya: