たまたま日曜のTBS世界遺産で「石見銀山遺跡とその文化的景観」をやっているのを見ましたが、世界遺産に登録されたのですね。しかも逆転登録で。
2007年5月、各国から推薦された世界遺産登録候補を審査するUNESCOの諮問機関である国際記念物遺跡会議(ICOMOS)が、遺跡の普遍的価値の証明が不十分であることを理由に「石見銀山は登録延期が適当」と勧告したのだった。これに対して、日本政府や地元は「世界遺産への登録は極めて厳しい」と判断したが、ユネスコ政府代表部は、委員会構成国の大使や専門家に、勧告に反論する110ページにわたる英文の「補足情報」を送るなどして、石見銀山の特徴である「山を崩したり森林を伐採したりせず、狭い坑道を掘り進んで採掘するという、環境に配慮した生産方式」を積極的に紹介し、巻き返しのための外交活動を展開した。その結果、「21世紀が必要している環境への配慮」がすでにこの場所で行われていたことが委員の反響を呼び、6月28日、世界遺産委員会の審議により、世界遺産(文化遺産)としての登録が満場一致で正式に決定された。(Wikipediaより)
なかなか良いアピールです。
17世紀はじめ頃日本の銀産高はおよそ20万kgで、世界の銀産量の3分の1 を占めていたと言われているが、石見銀山の銀がその大部分を占め、世界の産銀量の15分の1を産出したらしい。
トレッキングコースや歴史的な町並みがあるということで、観光客が増えそうですね。