先日、iPhone / iPod touchのファームウェアが2.2にアップデートされましたが、iPod touchでは目玉のストリートビューや絵文字などが使えません。設定ファイルで使えなくしているだけとのことでしたので、アップデート後すぐに可能となったJailBreakで使えるようにしてみました。
(JailBreak、設定ファイル変更等は間違うとiPod touchが起動しなくなる非常に危険な行為ですので、内容を理解できていない方はまねしないでね。)
まずは、ファームウェアを2.2にアップデートしたiPod touchをQuickpwn for MacでJailBreak。
ツールはかなり自動化されていたりリアルタイムの操作説明があったりと以前よりも簡単になっていますね。
CydiaからOpenSSHをインストールして、中身を操作できるようにします。
まずは、ストリートビューを可能に。
ここに書いてあるように、iPod touchの中の/System/Library/CoreServices/SpringBoard.app/N45AP.plistのstandAloneContactsのキーの前に下記を記述します。ファイルのバックアップを取った後、Macの場合、Property List Editorを使って編集するか、コマンドラインで”plutil -convert xml1 N45AP.plist”でxmlファイルにして編集し、”plutil -convert binary1 N45AP.plist”でバイナリに戻せばOK。変更後はリブートが必要。
<key>telephony</key>
<dict>
<key>maximumGeneration</key>
<real>2.5</real>
</dict>
副作用もありiPodの文字のところが圏外になったり、各種設定がiPhone風になります。圏外は/System/Library/CoreServices/SpringBoard.app/Japanese.lproj/SpringBoard.stringsのNO_SERVICEの値を圏外から変更すればそれが表示されます(変更方法は同様)。
マップで置いたり検索したりしたピンの説明の中に人のアイコンが出ていれば、タップするとストリートビューが表示できます。
次は絵文字入力を可能にします。
iPodの/User/Library/Preferences/com.apple.Preferences.plistに下記のキーを追加します(変更方法は同様)。
<key>KeyboardEmojiEverywhere</key>
<integer>1</integer>
いくら変更しても変わらないのでおかしいなと思っていたら、設定アプリを起動した状態で変更していたからでした・・。
言語環境→キーボード→日本語で絵文字のスイッチが追加されていますので、オンにすればキーボードの切り替えで絵文字入力が出来るようになります。まあ、使うかと言えば使わないような気がしますが・・。
ちなみに2.2でキーボードの設定で自動修正がオフに出来るようになっています。不要な修正を良くされていたので、もちろんオフにしました。
あとはおまけ。
右はGoogle Earthアプリのスクリーンショット。iPod touchの傾きで見え方が変わったりが面白いですね。