フレックスジャパン スポーツウェア素材で究極の吸水速乾/防しわ/通気性能のワイシャツを開発


5/10はFans:Fansの紹介でフレックスジャパン主催の「ビジネスシーンの強い味方!節電シャツでこの夏を乗り切ろう★フレックスジャパンブロガーイベント」に参加してきました。知りませんでしたが、フレックスジャパンという会社、百貨店や専門店、量販店、ディスカウントストアなどの多くのブランドなども手がけ、ドレスシャツ市場の1/4を売る老舗のアパレルメーカーだそうです。機能性を追求し、吸水性、速乾性、防しわ性などを高めたハイブリッドセンサーという技術を利用したワイシャツを開発し、節電の夏を快適に乗り越えるクールビズ「節電シャツ」というふれこみで売り出すそうです。



ワイシャツと言えば、綿100%または綿+ポリエステルの素材が常識。最近はアイロンをかけずに済む形態安定シャツが主流だが、その防しわ性能を生み出すために繊維のまわりに樹脂加工するため、吸水性能が犠牲になっている。防しわ性能と吸水性能を両立させるために、ゴルフやサッカーなどのスポーツウェアに採用されている高機能ポリエステル素材に着目。ポリエステル100%で高機能ワイシャツを作ろうとチャレンジし、苦労の末開発したのがこのハイブリッドセンサー。ということらしいです。
ポリエステルでワイシャツらしい形を出すためには縦糸横糸の形状や配置などを工夫したそう。苦労した点を聞くと、先染めした糸を使えず後から着色しているため、温度によって着色する/しない素材を使いワイシャツ特有の柄を作った点だそう。まだ1色しか追加できないので、2色着色できるように工夫しているそう。

最初は織物でチャレンジ。ポリエステルの柔軟性を生かして、樹脂加工などしなくても最高レベルの防しわ性を実現。素材自体が吸水性に優れており、繊維自体には入り込まないため、他の素材に対して圧倒的な吸水速乾性能を実現。さらにストレッチ性や抗菌防臭性にもすぐれ、スポーツウェアのようにべたつかないし動きやすい、部屋干しもOKだそう。
吸水速乾なため、洗えば汚れは落ちやすいが、洗うまでは少し油分などの汚れがつきやすいのが欠点。現在も改良が続けられているとか。

さらに編物にもチャレンジ。さらに圧倒的な通気性を実現。
吸水速乾と通気性で暑い夏でも涼しい快適なワイシャツを実現。これが節電シャツということですね。

実験としてイベント直前に洗濯したハイブリッドセンサーのワイシャツと一般的なワイシャツ数種を干してありましたが、確かにハイブリッドセンサーの方はすでに乾いてしまっており、しわも全然目立ちませんでした。

吸水実験。右が綿、中上が綿100%形態安定加工、中下が綿+ポリの形態安定加工、左上がハイブリッドセンサー織物、左下がハイブリッドセンサー編物。
形態安定加工されたものは水滴がなかなか吸収されないのに対し、ハイブリッドセンサーはすぐに吸収されます。

裏返してもハイブリッドセンサーが一番目立たない感じで、水が生地内に吸収拡散している様子が良くわかりました。

通気性実験。左がハイブリッドセンサー編物で生地が空気を通してボールを浮かしています。

フレックスジャパンがハイブリッドセンサー技術を使って作ったジャケット。試着しましたがとても軽くて通気性が良かったです。丸めて持ち運んだり丸洗いしてもOK。
ちょっと柔らかすぎる感じがしましたので、もう少しデザインが良くなれば夏用のジャケットとしてとても良いと思いました。

こちらはフレックスジャパンで作っている最高級のワイシャツ。日本の伝統技術を使って、三子糸(3本撚り)のすごく柔らかく美しい生地を使っていました。

様々なニーズにあった商品開発も手がけられています。こちらはスマートフォン用ポケット。スマートフォンのサイズに合わせて付けられるのだとか。

前屈みになってもスマートフォンが落ちないようになっています。

お土産にハイブリッドセンサーの織物長袖、編物半袖のワイシャツとハンカチを頂きました。
今日、試しに織物の方を着てみましたが、確かに柔らかく着やすい感じでした。残念ながら気温が今日だけ低かったため汗はほとんどかかず、そのへんの快適さはよくわかりませんでしたが。ちょっと涼しすぎたかもw
ハンカチも水を拭いても全然濡れた感じにならず快適です。
ハイブリッドセンサーのワイシャツはいろいろなブランドで展開されることになると思われますが、オンライン直営店のプラトウでも購入することができます。このサイトもサイズから選ぶことができる、サイズ確認用の無料サンプルの提供、受注生産などこだわりが満載みたいです。
あまり良く知らなかったワイシャツの世界もいろいろな工夫とこだわりがあるのですね。色々な裏話なんかも聞けて面白かったです。
フレックスジャパン、AMN、ブロガーの皆様ありがとうございました。

saya: