RICOH GR GR史上最高のレンズとAPS-CセンサーをGR1サイズに凝縮


先日のGR 体感&トークライブ@大阪では、撮影体験の他に赤城耕一さんや内田ユキオさんのセミナーもあり、作例を織り交ぜながらのRICOH GRの良さを語られていました。その中からGRのこだわりの部分を抜粋して書きたいと思います。



一番のこだわりはAPS-Cサイズの大型センサーを搭載しつつもフィルムカメラのGR1と同じ大きさを保つこと。サイズがまず決められたのだとか。
GR DIGITAL IVは1/1.7型のセンサーを使っているので、もう少しサイズが小さいのですが、面積比8.5倍のセンサーを搭載して、このサイズに収めるのは驚異的です。

何が難しいかって、センサーが大きくなるとレンズのサイズがどうしても大きくなり、実際GXR用のAPS-Cセンサー対応レンズGR LENS A 12 28mm F2.5はそれなりに大きいのですが、GRではセンサーを工夫することでセンサー周辺部の光量が少なくなるのを防ぎ、小型化を実現しているのだとか。

しかもそのレンズが無理をしているわけでなく、GR史上最高のレンズだそう。

像の流れ、歪み、色収差、シェーディングなどの評価でもかなり良いらしい。
歪みも画像処理で補正するのでなく、真面目に光学的に歪みが生じなくしているのだとか。
確かに周辺部の像の流れがないのは撮影していて感じました。

さらにゴーストフレアも出にくく、出ても光源の周辺に出るだけになっているそう。

AFモーターと沈胴モーターを独立させることで、軽快なレスポンスを実現したり、AFや起動/収納の速度を上げたそう。

GR DIGITAL IVよりもサクサク動くようになっています。連写もRAW撮影でも4枚/秒で撮影できるそう。

センサーも高感度になっており、ある程度ISOを高くしてもノイズは目立たなく、かといって不自然に塗りつぶしたような絵にはならないそう。

ダイナミックレンジの補正も不自然に木の周りだけ白くなるようなことはなく、自然な感じで青空の青が残るようになっていたり、AWBもマルチパターンAWBで変にWBが転ぶことも少ないそう。
ローパスレスで心配なモアレも画像処理で出にくくしてあるのだとか。
いいことばかりのような話ですが、実際少し撮影してみた感じでは、本当にサクサク撮影できるし、撮影した写真も隅々までくっきり写っているしで、とても感心しました。

操作はそれほど迷わずに行うことができました。露出をすぐに変更できるのも良い感じ。
電子水準器を搭載しています。
フルプレス スナップという機能があって、一気にシャッターを押し込むとAFを行わず予め決めた距離ですぐに撮影できるそう。それを使ってフォーカスをずらしたりできるそうです。

さらにキーなどのカスタム設定も豊富で自分の使い方にあわせて設定することが可能です。撮影体験では35mmクロップ機能をFn1に割り当てたりしていました。

Effectも側面に専用ボタンがあり、すぐに変更することができます。絞りのプレビューボタンとしても機能します。

こんな感じのEffectがあり、単なるおまけでなく良い感じの写真が撮影できて楽しめます。
カメラ内RAW現像もできて、あとでEffectを適用することも可能だそう。

ISO感度を上げれば多少暗いところでの激しい動きでもしっかりと撮影することができました。

オプションも豊富。

いろいろカスタムもできるみたいです。

歴代のGRシリーズも展示されていました。
色々な話と撮影体験ですっかり気に入ってしまったので、ちょっと高いですが予約してしまいました。。5/24発売なので届くのが楽しみです。
FUJIFILM XシリーズやSIGMA DPシリーズを散々借りておいてすみません…ローパスレスの写りが気に入っていたのにすべて返却した心の隙間にこれだけのコンパクトさと軽快さ、精細な写りを見せつけられると…
Amazon: RICOH デジタルカメラ GR APS-CサイズCMOSセンサー搭載

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saya: