先日、建築設計事務所が開発・デザインする収納家具のブランド「margherita(マルゲリータ)」のTOKYO SHOWROOMに招待頂き、代表取締役で一級建築士の倉田裕之氏自らその商品のこだわりについて教えていただきました。
倉田裕之氏は大改造!!劇的ビフォーアフターの匠としても活躍されている方。匠が生み出すインテリア家具は、建築士ならではの発想で丈夫さ使いやすさを重視し、とてもシンプルかつミニマムで、陳腐化せず長く使えるような印象を受けました。
今回お話を伺ったのはmargheritaの一押しの「壁一面の本棚」や「カウンター付き本棚」について。実際に購入者が使われている様子をプロジェクターで投影されながら、その特徴や使われ方について詳しく紹介していただきました。
一番の特徴は高さ240cmまであり、日本の一般的な部屋の天井まで届く本棚を作ることができること。高さも要望に応じてカットできるので、きっちり壁一面に置くことができます。
奥行きは35cm,25cm,18cmのタイプがあり、35cmタイプにはCD収納、ファイル収納、書類収納等の専用のカセットも用意されています。
組み立ては専用の六角レンチを使って、二人いれば組み立てできるそう。転倒防止の補助金物も同梱されているので、上の両側2点を固定できます。天井や梁までの高さがあれば転倒の恐れも少なくなります。
ちなみに、右に写っているのはイサムノグチのAKARI。これがあるだけで和風の部屋になりますね。
こんな風に天井に梁があったりする場合でもぴったり収容可能。
背板がないので、壁面を見せたり、壁面だけでなく向こうが見える仕切りとして使うことも可能。4隅に斜めの板を差し込むことで背板がなくても強度が保たれる。縦板のピッチも通常の本棚の半分なのでたわまない。すべて日本国内工場にて、厳格な寸法管理および材料管理のもとに製造しているそうで、建築事務所らしいしっかりとした作りになっています。
本や書類、CD、DVD、LPレコード、フィギュア、おもちゃなどコレクションを持っており、それを美しく収納するのにはとても良さそうな本棚です。
上下をひっくり返して可愛くアレンジされている方もいるそう。
カウンター付きの本棚。奥行き35cmタイプをベースに本棚に向かうように机が取り付けられています。机の下も本棚なのは良いですね。本をその場で見ることができたり、CDやレコードを置く台として使ったりできそうで良いですね。
書類が溢れるオフィスだってこんなにスタイリッシュに。
デスク付き本棚。奥行き35cmタイプをベースに机が本棚と直交するように設置されています。これはたくさんの本等を収納できるので、書斎や勉強机として良いのじゃないかなと思いました。うちの子の勉強机では収納できないほど本やファイルで溢れているので、こんな机なら収納に困ることはなかったかと。本物の木なので傷つきやすさはあるかもしれませんが、それも味ですね。
本棚も一番小さなタイプで横3コマまなので、これなら広くない家でも使えるかな。
margheritaは今まで通販専門だったのですが、今年6月に五反田TOCビル9FにTOKYO SHOWROOMをOPEN。margheritaの家具を実際に見て触って確認することができます。
本棚以外の製品も展示されています。
大型の収納家具だけでなく小物もありますので、気になる方はぜひ訪れてみてください。
margherita: カウンター付き本棚