HTCといえば台湾のスマートフォン・携帯機器メーカー。20周年を記念したHTC U11発表時にはグローバルレポーターとして、台北の本社や工場にも行ってそのこだわりのものづくりを体感してきたりもしましたが、2018年のハイエンドスマホのHTC U12+以降は日本でのスマホ発売がありませんでした。毎年スマホはリリースしているのですが、ミドルクラスの製品で日本市場にはマッチしないと考えたためだとか。その市場環境も変化し、日本でもミドルクラスのスマホが売れるようになってきたこともあり、10月1日に新製品「HTC Desire 22 pro」を日本発売することを発表しました。すでに発売しているVRグラス「VIVE Flow」と連携し、同社のオープンメタバース「VIVERSE」を始め、メタバースやNFTの世界を手軽に楽しめ、あたらしい生活を提案するスマートフォンとなっています。グローバル機をそのまま日本で発売するのでなく、日本特有のおサイフケータイや防水防塵、周波数にも対応、日本限定カラーも発売されます。
9月1日に開催された新製品記者発表会・体験会に参加しましたので、その模様をレポートします。
HTC NIPPON株式会社 代表取締役社長 児島 全克氏
業界標準で構成されたメタバースプラットフォーム VIVERSEで、様々なパートナーと連携
HTC NIPPON株式会社 VICE PRESIDENT 川木 富美子さん
生活にあたらしい、未来につながる一歩手前の体験を
HTC Desire 22 proのコンセプトは、「自分時間のためのスマートフォン」
189gという軽量なVRグラス「VIVE Flow」にワイヤレス接続
5G、ミラキャスト、HDCPに対応
20:9の6.6インチFHD+(1080 x 2412ピクセル)ディスプレイ搭載。120Hz対応。
パーソナルシネマ、各種イベント、バーチャルゲーム、オンラインコミュニティなどVRであたらしい自分時間を
例えば、自分の部屋がフィトネスクラブに。大自然の中でフィットネスなんてことも
VIVE Wallet,VIVE Market、VIVERSE WorldでNFTのショッピングが手軽に
様々なメタバース・NFT関連アプリを用意
4520mAhのバッテリー容量、18W急速充電(Quick Charge 3.0)、15Wワイヤレスチャージに対応
HTC Desire 22 proからの電力給電、ワイヤレス給電(Qi互換)ができ、VIVE FlowにもUSB給電可能
Qualcomm Snapdragon 695 5G搭載
防水防塵(IP67)対応
おサイフケータイ対応
カメラは、64MP f/1.79メインカメラ、13MP f/2.4広角カメラ、5MP f/2.4深度カメラ、32MP f/2.0フロントカメラを搭載
カラーは3種類。ダークオーク
チェリーブロッサム
日本限定カラー サルサ・レッド
5Gは日本4キャリアのミリ波以外のすべての周波数に対応
HTC Desire 22 proの発売日は10月1日。サルサ・レッドは10月末。
価格は税込64,900円。VIVE Flowとのセットで税込114.900円。
VIVE World内にマイワールドをプレゼント(NFT 12,800円相当)(数量限定)
発表会のあとは、HTC Desire 22 pro + VIVE Flowによる簡単なメタバース体験。
360度映像の視聴やVRゲーム、VRペインティングなどが体験できました。
VIVE Flowはレンズを回すことで視度調整が可能。メガネを付けずに使うことができます。
他のVRゴーグルと比較してもかなり軽量で、まさにメガネのようにかぶるのではなく付ける感じ。
ただし外部電源(モバイルバッテリーなど)が必要です。
HTC Desire 22 proをコントローラーとして使いますが、まずは両手の親指で同時にタッチしてキャリブレーション。前方にポインタが現れるので、スマホを動かしてポインターを移動、タップで選択するような操作ができます。その他スワイプでスクロールしたりも。
操作は限られますが、スマホと接続して様々なアプリが楽しめるのは良いですね。
写真を撮って、そこからカスタマイズしてアバターを作るアプリも搭載しています。
作成したアバターでメタバース空間に入ることができます。
microSDカード対応でスロットは、ピン不要で指で引き出せます。
HTC Desire 22 proで撮影した写真も掲載しておきます。
HTCVIVE.jp: HTC Desire 22 pro