スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S30、先日はテスト撮影まででしたが、夜も少し気温が上がったので、少しだけ本格的に撮影してみました。
M81(渦巻銀河)
OM Digital Solutions OM-1MarkII,OM 12-200mm F3.5-6.3,24 mm(35mmF), 0.2 sec (1/5),f/3.5,ISO6400,0 EV,[original]
撮影場所は江東区の猿江恩賜公園。1ヶ月後には桜が満開になりますが、今は人通りも少なく、かなり空も開けています。
と言っても、照明もかなりあり写真のように明るく、星空観測向きではない感じです。
OM Digital Solutions OM-1MarkII,OM 12-200mm F3.5-6.3,24 mm(35mmF), 0.4,f/3.5,ISO6400,0 EV,[original]
光害で空は白く染まり、肉眼ではかなり明るい星しか見えません。写真では北斗七星が写っていますが、肉眼ではわかりにくい感じ。
まずはおおぐま座にある渦巻銀河、M81を狙ってみます。
スマホアプリでは様々な天体や現在のおすすめ天体が選べます。
見たい天体を選ぶと、自動的に探してくれます。
見つからない場合は、先にAFを合わせておくと見つかるかも。
見つかると、初回は初期キャリブレーションが始まります。
まずは水平キャリブレーション。
水平キャリブレーションが終わると、ターゲットの天体へ。
オートフォーカス。
これらが終わると撮影が始まります。
10秒ずつの撮影が行われ、徐々に天体がクリアになっていきます。
10分くらい撮影するとこんな感じになりました。好きなところでストップすると、画像がスマホに残ります。
Zwo Seestar S30,10,f/5.0,[original]
撮影した画像はこんな感じ。渦巻銀河が中心に見えます。
左下に見えるのはM82。
M42(オリオン大星雲)
OM Digital Solutions OM-1MarkII,OM 12-200mm F3.5-6.3,24 mm(35mmF), 0.25 sec (1/4),f/3.5,ISO6400,0 EV,[original]
次は南の空へ。
OM Digital Solutions OM-1MarkII,OM 12-200mm F3.5-6.3,24 mm(35mmF), 0.3,f/3.5,ISO6400,0 EV,[original]
オリオン座は肉眼でも見えましたが、かなりうっすら。
一度撮影を行ったあとだと、初期キャリブレーションなしで、ターゲットの天体を探し、見つけたら撮影が開始されます。
フィルターが必要な星雲などはフィルターが自動的に適用されます。
短時間でいきなり大きな星雲が見えて、感動しますね。
時間をかけると最初はモヤッとした感じだったのが細かな模様まで見えるようになります。
Zwo Seestar S30,10,f/5.0,[original]
撮影した写真。東京でこんな星雲が撮影できるなんて驚きです。
Zwo Seestar S30,10,f/5.0,[original]
色調補正するとかなりの美しさ。
NGC2237(ばら星雲)
次はいっかくじゅう座のばら星雲(NGC2237)を狙います。
最初はほとんど何も見えませんでしたが
Zwo Seestar S30,10,f/5.0,[original]
撮影した写真では少しわかりにくいですが、
Zwo Seestar S30,10,f/5.0,[original]
色調補正すると鮮やかな星雲が浮かび上がりました。
星雲とか本当に撮影できるの?なんて思っていましたが、都心でもこんなに簡単に星雲などの写真が撮れるのは面白いですね。もう少し暖かくなれば時間を忘れて撮影してしまいそうです。(気温が低いほうがキレイに撮影できるかもですが)