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今回はVictorのハイビジョンハードディスクムービー Everio GZ-HD6をお借りしました。ハードディスクムービーでは老舗のVictorのハイビジョンカメラの使い勝手を見てみたいと思います。
以前お借りしたCANONのiVIS HF10よりハードディスクを搭載している分、少しだけ大きく重いですが、ほぼ同じような感触です。
搭載しているハードディスクは120GB。大容量ですがAVCHD対応ではないので、最高画質で10時間分くらいです。まあそれだけあれば十分ですね。
デザインはありがちな感じですが、少しズングリしています。バッテリが飛び出している分、大きく見えますね。
起動および撮影可能になるまでにEverioの文字が表示されながら5〜8秒ほどかかってしまうのがちょっと不満ですね。これでタイミングを逃したことが何度か・・・(HF10やTG1の癖ですぐに液晶モニタを閉じてしまうからかも)。
撮影してみた感じでは、画質は好感触です。シャープで色合いは良いです。HF10と同じような感じかな。
ナイトアイにすると暗いところでもかなり明るく撮影できますね。
手ぶれ補正をONにしていても、少し手ぶれに弱い気がしますが気のせいかも。
液晶モニタに表示される映像は綺麗です。
iLinkが付いているので、miniDVテープのHDVビデオカメラと同じように扱うことが可能です。miniDVテープの代わりにハードディスクにMPEG2TSで記録する感じなので、iLinkでHDV編集や録画している人にはそのまま移行できて良いかもしれません。ただ、ハードディスクに溜め込むと故障したときなどに取り返しがつかなくなるので、バックアップする習慣をつけないといけませんが。
もちろんmini USB端子もありますので、PCからHDDを参照することも可能です。
拡張子が.TODになっているので、独自ファイルフォーマットかと思いましたが、MPEG2TSのファイルのようです。.TODを.m2tに変更してみたら、VLCで再生可能でした。
付属ソフトとしてはWindows用のCyberLink BD Solution(PowerCinema NE for Everio/PowerProducer 4 NE/PowerDirector 6 NE)だけでなく、Mac用のQuicTime コンポーネントfor Everioが付属しています。
Windows用のソフトは全画面で操作する家電っぽいインタフェースになっていますが、少し動作が重い感じがしました。あと他のソフトと干渉しているのかSP画質で撮影した映像がなぜかうまく再生できませんでした。
Mac用も付いているのはうれしいですが、付属するのはQuickTimeのコンポーネントだけで編集自体はiMovie HDなどで行います。このコンポーネントを入れると、QuickTimeで.TODファイルが直接再生できるようになります。miniDVカメラと比較するとUSBでファイルをコピーすればiLinkで長時間の読み込みしないで良い分楽です。
iMovie ’08が使えないのは残念ですね。
QuickTime Component for Everioアップデートパッチが出ているので当てておきましょう。
あまり良いサンプルがなかったのですが、一応SPモードとFHDモードで撮影した映像をアップロードしておきます。変換がかかっているのであまり参考にならないと思いますが。
GZ-HD6 Test (SP) from Masa on Vimeo.
GZ-HD6 Test (FHD) from Masa on Vimeo.
このGZ-HD6はAVCHD(H.264/MPEG4AVC)は必要でなくHDV(MPEG2TS)環境を使いたい人には良いですね。まだAVCHD編集環境は重いし整備されていないですから。
でもどうしてもファイルサイズが大きくなってしまうので、そのバックアップに大容量ハードディスクが必要になりますが(Macの場合AICに変換した時点でサイズがでかくなってしまうので、あまり関係ないかも)。
あとはもう少し直感的に使えたらうれしいです。
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