モノフェローズとしてのレビュー第7弾その2です。みんぽすWillVii)よりキヤノンのハイビジョンビデオカメラiVIS HF10をお借りしています。その1はこちら
今回は撮影したHD動画をIntel Macで扱うことにチャレンジしてみました。
MacにiVIS HF10をUSBで接続すると、HF10の内蔵メモリとSDカードがディスクとしてマウントされます。中身を見ると.MTSという拡張子のMPEG2 TSなAVCHDのファイルが見えるのですが、Windowsのようにこれを再生したり編集するのは対応するソフトがないため難しそうです。
AVCHD対応をうたうiMovie ’08を起動し、USBで接続した状態にするとちゃんと認識されて再生したりシーンを選択して取り込みすることができました。(DZ-BD9Hではできなかったのですが)
ただし、WindowsのImageMixer 3 SEならただのファイルコピーで済んだのに、iMovieでの取り込みはコーデック変換を行っているようでやたら時間がかかります。USB外付HDDに取り込んだためというのもあるかもしれませんが、1時間程度のHD動画の取り込みに約4時間もかかりました。ファイルサイズも元ファイルが約7GBに対して、取り込み後のファイルは10倍程度の約70GB!!になっていました。


HF10.jpg

とはいえ取り込んだ後の編集処理は非常にスムーズです。ImageMixer 3 SEでの編集処理のように重くならず、快適に編集可能です。全画面表示でのプレビューも可能です。
iMovie0801.jpg

「共有」から「ムービーを書き出す」を選ぶと、サイズを選択できますが「大」でも960×540にしかなりません。通常ではこれでも十分なのですが。
imovie0802.jpg

せっかく元がハイビジョンなのでハイビジョンで出力できないのかと思っていると、「QuickTimeを使用して書き出す」を選べばさらに柔軟にサイズ指定ができることが分かりました。MPEG-4のオプションで最大1920×1080まで出力可能です。QuickTime Proを持っていなくても出力可能です。
iMovie0803.jpg

出力されたファイルはMPEG4(H.164)ファイル(.mp4)なので、QuickTimeはもちろん対応するプレーヤーで再生可能です。
HD対応な動画共有サイトvimeoを使えば、上記の設定で出力したMPEG4ファイルをかなり綺麗に共有可能になります。Blog埋め込みでは大してきれいではないのですが、リンクからvimeoのサイトに行って再生してみると違いが分かります。会員であればMPEG4ファイルのダウンロードも可能になります。

Samba from Masa on Vimeo.
Windows用の動画編集ソフトしか付属していないAVCHDなハイビジョンビデオカメラでもiMovie’08が対応しているものであればIntel Macで編集や書き出し、共有などが可能なことが分かりました。
問題はどのカメラに対応しているのか分からない(ここに情報がありますが、情報が古い・・)ことですが、少なくともこのキヤノンiVIS HF10は対応していることが分かりました。
(追記) こちらの表の方が新しいですね。HF10も入ってます。
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