モノフェローズとしてのレビュー第7弾です。みんぽす(WillVii)よりキヤノンのハイビジョンビデオカメラiVIS HF10をお借りしました。
このビデオカメラにはDVテープドライブもハードディスクドライブもDVDドライブももちろんBDドライブも搭載されていません。しかし16GBのフラッシュメモリーが搭載されているので、本体だけで2時間余り(最高画質FXPで)も撮影できます。(バッテリーの方が1時間半弱しか持たないので連続撮影は無理ですが)
SDカードスロットはありますので、SDカードでメモリを増やしたり、動画/写真を持ち出したりすることが可能です。ただし、SDカードにコピーを試したところClassの低いSDカードではFXPモードの動画はコピーできない模様。本体での再生に不具合が生じるためかもしれませんが、単に持ち出したいだけのときもコピーできないのは少し不便。
本体はさすがにコンパクトで軽いです。
350ml缶と同じくらいの大きさ/重さですので、非常に持ちやすく、持ち運びも楽ですね。
電源を入れるとすぐに起動し、撮影可能になるのも良いです。ピントもすぐに合ってくれます。撮影モード/再生モードもダイヤルで選べるので起動する前に設定しておけばOK。
ビューファインダーはないですが、液晶モニタできれいに見ることができます。撮影映像もかなり高精細に撮れますね。
DZ-BD9Hはともかく、HDR-HC3とは大きさはそれほど変わらないのに、重さ30%OFFでかなり持った感じが異なります。握りやすさも関係しているかも。
Windows XP/Vista用の編集ソフトとしてはImageMixer 3 SEが付属しています。DZ-BD9HでもImageMixer 3 HDが付いていましたが、ベースは同じものの中身はかなり別物になっています。
まず、本体をUSBで接続すると・・なにも反応がありません。本体の液晶モニタを見ると接続機器の選択になっています。パソコンを選択すると、ACアダプタを接続するように言われ、接続すると本体の内蔵メモリとSDカードがストレージとして接続されました。もう少し簡単に接続できると良いのですが。
ImageMixer 3 SEでは、切り貼りだけでなく、よくある動画編集ソフトのようにプロジェクトとしてシーンを並べてトランジション(場面転換の効果)やタイトル文字、BGMの追加等の動画編集ができます。ただ、ハイビジョンを直接扱うので、かなりのスペックが必要になります。IN,OUTの指定も少し重いし、編集したシーンのプレビューはCore2Duo 2.2GHzでもほとんどまともに表示されません。保存すれば問題なく表示できますが。
動画ファイルはDVDまたはAVCHDに書き出し可能です。また、ファイルにも書き出し可能で、パソコン用、iTunes(iPod)用、動画共有サイト用が選択できます。iTunes用に書き出すと、MOVファイルが作成され、iTunesに登録できます。ただ、直接iPodに同期しようとするとフォーマットが対応していないと言われ、iTunesでiPod用に変換する作業が必要になりました(試したのはiPodとの同期に使っているMac上です)。
iPod touchで再生してみましたが、非常にきれいに再生できます。
次は動画のBlog貼付けです。せっかくのハイビジョンなのできれいに貼付けたいですよね。ということでflickr videoで動画を貼付けてみました。パソコン用で書き出したファイルはflickr videoではかなり汚くなってしまいますが、上記のiTunes用だとましになります。でもflv変換されると元のハイビジョンの美しさが失われ残念です・・。
様々な動画形式で共有可能なblip.tvを使って、movファイルでも共有しておきます。クリックしてからスタートするまでファイル読み込みでかなり時間がかかります。
ちなみに上記はオリナス錦糸町2周年記念で行われている新東京三大祭りの初日「原宿表参道元気祭スーパーよさこい」の映像です。
映像を撮りたいときに高画質で残し色々活用も可能、と思ったとおり使える使い勝手の良さが好印象です。あとは、Macで使えたら・・・ということで、次回はMacでチャレンジしてみます。