COOLPIX S70 モノフェローズセミナーその1 直感操作と最高のモニタを目指して

 

昨日はNikon COOLPIX S70 モノフェローズセミナーに参加してきました。
有機ELモニター搭載でタッチコントロールというCOOLPIX S70の開発秘話、そして発売前(9/19発売)のCOOLPIX S70を使ったモデル撮影会といった内容でした。
写真はモデル撮影会でCOOLPIX S70で撮影したものです。モデルは関口百合子さんで、手に持っているコンパクトデジカメがCOOLPIX S70です。
私は別のモニター企画で頂いたCOOLPIX S50cを使っていたことがあり、無線LAN搭載&オンラインサービスという先進機能に感動しましたが、操作性や画質には不満でした。
COOLPIX S70での大画面有機ELモニターの発色やタッチコントロールの操作性、画質などを体験したくて参加してきました。

このレビューはWillVii株式会社が運営する レビューサイト「みんぽす」から招待されたセミナーに参加して書かれています。
本セミナーへの参加及びレビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)本セミナーに参加された他の方のレビューはこちらのみんぽすTBセンターでご覧になれます。(WillViii株式会社みんぽす運営事務局)



COOLPIXシリーズは、信頼と創造を企業理念とするニコンの特に「創造」を具現化したような機種を世に送り出しているそうです。1997年発売のCOOLPIX 100(写真上)は撮る時カメラ見る時カードと縦型で撮影して鞘のようなカバーを外してPCMCIAカードをパソコンに差し込んで見るというカメラ。同年発売のCOOLPIX 300(写真右)はペンによるタッチパネル方式で、書いたり録音したりもできたそう。1998年発売のCOOLPIX 900(写真左)はレンズ部が回転式でフリーアングル撮影可能、1999年発売のCOOLPIX 950(写真下)はさらに絞り優先、シャッター優先、マクロ撮影など一眼レフの譲りの技術を搭載して、アクセサリーも充実。
このようにチャレンジを続けているのがCOOLPIXだとか。
2005年には世界初の「顔認識AF」をコンデジに搭載したり、世界初の無線LAN内蔵コンデジ発売したり。(無線LAN内蔵は当然知っていましたが、顔認識AFがニコンが初とは知りませんでした。)
 
COOLPIX S70の開発秘話を熱く語るプロダクトマネージャーの脇若さん、開発担当の川村さん、プロダクトデザイン担当の橋本さん。
 
S70では全操作をタッチパネルで直感的にできることにこだわっています。心地よい操作を実現するための微調整に苦労したとか。
触れただけでその位置にフォーカスや露出を合わせて撮ったり、iPhoneと同じく静電式タッチパネルでマルチタッチが可能で、写真プレビュー時に拡大縮小や2本指スライドでまとめて写真送りなどできます。
撮った写真はプリントもPCへの転送も行われずにデジカメのモニタで見るという人も多いため、モニタの発色にもこだわり、液晶よりも色域が広く黒も引き締まる有機ELを採用したとか。さらに低反射にこだわって、強化ガラスを反射防止コートして、タッチセンサー、有機ELを接着しているそうです。
コストが高くて苦労したそうですが、しっかり大画面有機ELを搭載して発売したあたり強い信念を感じます。

液晶モニタの前モデルS60と比較するとその発色の美しさは一目瞭然でした。

もちろんレンズにもこだわり、ワイド+5倍光学ズームをレンズが飛び出さない形で実現し、一眼レフで磨いたレンズシフト式の手ぶれ補正も搭載しています。

デザインにもこだわり、様々なデザインを検討した結果、今のデザインに行き着いたらしいです。写真掲載できないのが残念ですが、検討途中のデザインモックも多数見せて頂き、検討途中でのデザインの変遷が見れて興味深かったです。
写真は削りだしの試作品。

そして完成したデザインがこれ。皮のように見える部分は金属を加工して作ってあるらしい。NikonやCOOLPIXなどの文字も金属を押し出し研磨して作ってあるとか。

レンズ前のカバーをスライドすることで電源ON/OFFになります(電源ボタンはありません)。

背面は前面有機ELタッチモニタで、ボタンは上部のシャッター一つしかありません。

とてもシンプルで薄いデザインでいい感じです。昔みんぽすでお借りしたソニーのDSC-T200を思い出しました。

カラーは、ライトブラウン、マットブラック、クリスタルレッドの3色です。写真の一番左のモデルは米国のモデルで皮風でなくクロス状の模様が入っています。例えば日本のクラシカルなデザインは米国では理解できないそうで、色の組み合わせは地域特性に合わせて用意しているとか。
 
こちらは、P6000とS640。S640も少し試すことができましたが、ズームやAFが本当に速いですね。

プロジェクター搭載のS1000pjも見ることが出来ました。
 
プロジェクター投影した写真は真っ暗にすればそれなりに離れて大きく見れますが、電気が付いていても上のような感じで壁や机に映して皆で見ることができます。スライドショーや動画も映し出すことができ、結構面白そうでした。
今回はセミナーの内容中心でしたが、次回は撮影会で撮影した写真や使用感等を書いてみたいと思います。

saya: