PENTAX K-5 コンパクトさは失わずさらに高性能に


昨日はPENTAX K-5モノフェローズイベントに参加してきました。
以前、PENTAX K-xのイベントに参加して初めてPENTAXのデジタル一眼レフに触れたのですが、高感度・コンパクトさ・遊び心がとても気に入りました。
今回のK-5はK-7の上位モデルにあたるデジイチで、ボディコンパクトさは継承しつつ高感度、高速・高精度なAF、高速連写、操作性の改善などを実現したそうです。
ちなみに写真はK-5のスケルトンモデル。なんと、カメラとして機能します。

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アウトドアで安心して使えるようにと本体・レンズ共に防塵防滴構造を実現しているそうです。雨の日や砂っぽいところなどデジイチを持っていくのは気がひけたりするので、防塵防滴はうれしいですね。
K10Dでたわみのある樹脂外装かつ複雑な構造を持つデジタル一眼レフを、初めて防塵防滴構造にするチャレンジをコスト度外視で行い、そのノウハウを蓄積したのだとか。

水圧がかかったり、水につけたりしてはだめですが、土砂降りの雨くらいなら平気だそうです。(ただし、ふたを開けたりレンズを外したりするときはしっかり水分を拭き取らないとだめです。)
K10D,K20Dはその密封構造の高さをかわれて、-50度で細かな塵が飛び交う過酷な環境の南極観測基地でも採用され無事帰還した実績があるとか。その自信からK-7ではテストを重ねて-10度まで耐寒保証しているそうです。

バッテリーのふたが少し面倒なロック機構になっているのもこの防塵防滴を実現するためかな。

レンズの前玉も多くが撥水・撥油のスーパーコーティングが施されており、水滴や油分がついても拭き取るだけできれいに取れます(レンズプロテクトはつけないでもOK)。

PENTAXは質感描写を大事にしており、暗所ノイズをべったりと塗りつぶすのではなく粒状感を保ったまま奥行きを描写するように画像処理をしているのだとか。
ただこの画像処理も簡単に実現できたわけではなく、最後まで粘って画像処理を改善することでISO51200を実現したのだとか。
低ISO側も最初はISO50を実現しようとしたが、まともな写真にならずISO80までにしたそうです。さらに低ISOから高ISOまでNRの利き具合を設定できるようになっています。
実際、写真のサンプルを見せていただきましたが、K-7よりかなり画像処理が改善されているように思いました。

AF.Cでの連写性能もかなり改善されたそう。ミラーバウンドで振動している間はAFが効かないためミラーバウンド低減が課題で、シャッター機構の改良とファームウェアの改造でサイズを変えずに約6コマ/秒を実現したそうです。
このことで副産物としてシャッター音が静かになったとか。
さたに新開発のSAFOX IX+(光源識別機能付き)を使うことで暗い場所でのAF精度も高めたとか。
実際に撮影してみたところ、本当にシャッター音が小さく、連写速度も速かったです。

操作系も改善したそうで、モードロックの不満の原因がモードダイヤルの高さが関係していると考え、モードダイヤルを高くしてまわしやすくしたそうです。
またバッファRAW保存機能をつけて、普段JPEGで撮影する人でも、撮影直後に気になる写真ならRAWで保存できるようになりました。


プレゼンの後はK-5を使ってモデルさん(更木なるみさん)と静物の撮影会を行いました。レンズも色々用意されていたので、交換しながら撮影しました。撮影会で撮影した写真をサンプルとしてスライドショーで掲載しておきます。

1週間と短い期間ですが貸出もしていただけたので、その他撮影した写真とともに別途感想を記載したいと思います。
モデルさん、PENTAX, WillVii, モノフェローズの皆さん、ありがとうございました。
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