計画停電で日本のインフラの優秀さを実感


今朝計画停電を受けて、またもや首都圏の多くの電車が終日運休。
複数ルートある職場への交通手段がすべて運休で、会社からも「無理して出社する必要なし」という連絡がありましたので、自宅待機していました。
停電というのはかなり生活にインパクトを与えるので、東京電力や鉄道会社の直前の対応や変更にかなり不満も多いようですが、私はみんな良くやっているなぁと感心します。(マスコミ等での扱いはかなりひどいですね)
電力はどこかで溜めておくことができず、発電(供給)と電力消費(需要)が釣り合わないと、周波数が不安定になり大規模停電に繋がります。電力会社はタイムラグも考えながら予測を立てつつ、発電量を上手く制御しながら需給調整しているのですが、当然ながら発電可能な量を超えてしまうとバランスの取りようが無いので、極力影響を抑えつつ消費をカットする(計画停電させる)しか無い訳です。(ちなみに海外だと大抵大規模停電してしまいます)
輪番停電が回避されたりするのは、皆の節電行動の効果で供給可能量をオーバーせず生活に影響を与えなかったということなので、なんで輪番停電すると言っておきながらしないの?と非難したりするのはおかしいと思います。電力は溜めておけるという誤解から生じているのかも知れませんが。とにかくピークを抑えるのが重要なので、需要の少ない時間の節電よりも需要の多い夕方などの節電が重要です。
JR等が運休したのも、途中で止まったら大変だからとか運転手が通勤できないというのもあるかもしれませんが、急に停電したら踏切が閉まったままになって交通に影響を与えるといった心配もあり、そう言った調査等をしているのではと思います。
想定外の事態でもこんなことができるのは日本のインフラとそれを支える人たちが優秀だからだと思いたいです。


こんな記事もありました。
計画停電が出来るのは最高級の配電技術があるということ:高円寺/阿佐ヶ谷ようじょう通信
http://blog.yo-jou.com/2011/03/post-72d2.html
(追記) 中止ではない。回避だ。- SorryFull
http://sorryfull.blog8.fc2.com/blog-entry-2067.html
(追記) なんかマスコミ(テレビ)の報道に辟易。分かりやすく正しく報道する義務を関係者、技術者に転嫁して批判したり、不安や不満ばかり煽る発言を繰り返したり。
Twitterでマスコミを検索すると・・
http://search.twitter.com/search?q=マスコミ+-rt
チェーンメールやネットの偽情報、マスコミのあおりにはだまされないように注意しましょうw

saya: