先月も今月もANAで出張に行ったりしてますが、そんなANAの機体工場見学「ANA Blue Hangar Tour」に参加してきました。ANA Blue Hangar Tourは、ANAの安全運航を支える整備部門を紹介する、巨大格納庫で整備される巨大な航空機を間近で見学できるツアーです。
個人使用目的の写真撮影は可能で、ブログ・SNSへの写真掲載は投稿許可を得る必要があります。(本記事の写真は投稿許可を得ていますが、転載等は不可です)
受付カウンターでチェックインしたあと、まずは30分ほどお話し会。ANAグループの整備部門(e.TEAM ANA)について、映像等でその仕事についての紹介があります。クイズなんかもあります。
このあと、いよいよ格納庫見学です。
巨大格納庫
見学する格納庫は最大7機の航空機が入る広大な空間ながら柱はありません。
工場内に道があり、三輪車や車が走っています。三輪車を使うのは機材等を安全に運ぶため。
Boeing 787-8 Dreamliner
格納されている航空機は日々異なりますが、こちらはボーイング787。ANAの主力機ですね。
コックピットの窓は4面。開閉しないので、緊急脱出用ハッチが機体右側(写真では左上)に装備されています。
機体上部にあるWiFiアンテナ。
近くから見るととても巨大ですね。
正面のレーダーアンテナを覆う蓋部分と本体のシロとグレーの色分けの位置が違うのは、付けている蓋がこの機のものじゃないためだそう。
エンジンはロールス・ロイス製。このように開けて整備するのですね。
渦巻き模様は遠くからでもエンジンが静止しているか確認できるように。
航空機によって翼の形は変わりますが、787ではすこし弓なりになって空気抵抗を下げています。
よく見ると先端には多数の避雷針。
Boeing 737-881
もう一台、ボーイング737が整備中でした。小型機ですね。
両脇に見えるのは整備用のタワー。航空機上部の整備などを安全に行うためのもの。
翼の下にある楕円のものは整備のために人が入るためのものだそう。
こちらのコックピットの窓は6面。窓は開きます。
駐機場・滑走路
格納庫の外にもボーイング787があり、整備中でした。
格納庫内から離陸していく航空機を観ることもできました。
エンジンが何台も置かれていました。
Boeing 737-54K
こちらの機体はボーイング737の退役機。整備員の技術トレーニングに使われているそうです。この日も多数の新人整備員が翼の下でトレーニングされていました。
エンジンは丸ですが、給気口は楕円になっています。
格納庫見学は60分ですが、あっという間でした。
展示ホール
展示ホールにはさらに整備部門の様々な紹介がされています。真ん中は原寸大の垂直尾翼のレプリカ。
ANA Blue Hanger Tour、無料でリピーターも多く予約取りにくいみたいですが、興味ある方は行ってみて下さい。予約はこちらからできます。