省エネな暮らしってなんだろう?


今日はAMNの紹介でgreenz.jp×富士通主催の「これからの暮らし方を考えるワークショップ〜省エネ編〜」に参加してきました。
greenz.jp経由での環境や良い暮らしの意識が高い参加者が多数参加する中、省エネな暮らしを再考するとても刺激的なワークショップでした。



最初は、フォト・ジャーナリストで日本における豊かな暮らし方を研究されているエバレット・ブラウンさんの講話。
幸せな暮らしってなんだろう?
日本の幸福度は90位くらいらしいですが、明治初期の文献では日本は世界一幸せな国だったとされる。ものが豊かになったのに精神的な豊かさは・・・
よくある文脈ですが、決して昔が良かったというのではなく、日本の季節の移ろいを感じる感性とそれに基づいた文化を見直し、伝統的な生活の中に感じる楽しさ・遊びと現代的な最先端のガジェットやネットワークの楽しみを両立させる生活が写真とともに紹介されました。
自然と共生する生活は、エネルギーを使い過ぎないでも楽しめる。
ブラウンズフィールドのような取り組みは、聞いているだけで幸せな気分になるほどとてもうらやましくもあり、子供たちにぜひ経験させてあげたいと思いました。ここで勉強した人たちがあらたな取り組みを初めてまた広めて行くという広がりも良いですね。
WWOOFのような仕組みも初めて知りました。

出された軽食もブラウンズフィールドの卒業生がやっているVege geekさんの提供で、マクロビオティックをベースとした料理だそうです。

富士通からは最新のノートパソコンに搭載されている省エネ機能の紹介。
ピークシフト機能は電力ピークの時間帯は、バッテリー駆動にしてACを使わない。その前後はAC駆動するが充電はしない。充電は夜間にといった機能らしいです。(ThinkPadと同じような感じですね)
実は2002年の電力不足のときに企業向けに搭載された機能で、回路等はそのまま残っており、ソフトウェア更新でそれを使えるようにしたそう。基本的には2002年以降の富士通のノートパソコンなら使える機能だがバッテリーは劣化するので、どこまでのパソコンに適用するかは検討中とのこと。
また新機種のACアダプタは接続しているだけで待機電力消費してしまうのを極力0Wに近づけたのだとか。省電力ユーティリティで細かく使わない機能(光学ドライブなど)の電源をオフにすることができるらしいです。
greenz.jpからは、MaGaRiアウトドアウェディングスターバックスのアイデアコンペの紹介がありました。

講演のあとは、「省エネってどうゆうことだろう?」「省エネな暮らしを30文字で誰かに分かりやすく伝えよう」というグループディスカッションがありました。
一人でいるよりみんなでいる(一人暮らしじゃなく家族と暮らすなど)方が省エネ。
省エネを理由に集まって楽しもう。
省エネは何かを犠牲にするのではなく、別のこと(会社の近くに住んでみた、夜景を楽しむ、ピクニックするなど)が結果的に省エネになれば良い。
省エネは人の暮らしを想像(意識)すること。
みんなで取り組めるもの、楽しめるエンタメだったら良い。
省エネのためにといって家電を買い替えるのはその製造にかかるエネルギーを考えると違うと思う。
省エネになったらどうなるのかが分からない?
などなど色々な意見が出ました。
ちなみにグループで考えたキャッチコピーが始めの写真のものです。


会場にはこういった機器も置いてありましたが、残念ながらあまり触る機会がありませんでした。
出版社の人やマーケティング、PR、広告代理店、学生など様々な人と話(丸の内朝大学の話とかいろいろ)をすることができ、非常に勉強になりました。ありがとうございました。
エバレット・ブラウンさんから紹介のあった映画・本
映画: 幸せの経済学
Amazon: 日本力
Amazon: 陰翳礼讃 (中公文庫)

saya: