NEC LaVie Touch タッチスタイルとPCスタイルを両立をめざしたスレートPC


9/30は、ブロガーズ・ラウンジの紹介で、lifehacker主催「LaVie Touch」発売記念NEC×lifehackerトークセミナーに参加してきました。
NECの新製品LaVie Touchは、10/6発売開始のタッチスタイルのメリットとPCスタイルのメリットの両立をめざしたパソコンらしいです。そのLaVie Touchのタッチ&トライと、NECの商品企画の漆原さん、Life Hackerの常山編集長のトークがありました。



タッチスタイルの特徴は、薄く、軽く、長持ちで、美しいこと。
15.8mmの薄さ、約729gの軽さ、バッテリー駆動時間10.6時間の長持ち、10.1型広視野角IPS液晶の美しさということらしいです。
実際持った感じは見た目より軽く感じました。液晶も非常に綺麗に見えました。

Windows 7搭載なのですが、タッチ操作をしやすいように独自の工夫がなされています。画面右にあるExTOUCHバーのロケットみたいなアイコンを押すとランチャーが引き出され、アプリケーションを立ち上げることができます。
カット、コピー、ペーストも行えるようになっています。

ソフトキーボードはフリック入力も可能になっています。

アプリケーション終了のX印なども押しやすいように大きくなっています。

バッテリーは結構大きめで、交換もできるようになっています。

PCスタイルではマルチステーションとドッキングして、普通のPC感覚で使用することが出来ます。
ドッキングしておくと充電されるので、持ち出し時はいつでもフル充電。

ワイヤレスキーボード、ワイヤレスマウスが付属して、今までのPC感覚でも簡単に操作することができます。ワイヤレスキーボードはかなり薄く軽かったです。

ただ、ワイヤレスの方式はBluetoothではなく、RF方式でUSBレシーバーが付いていたりします。電池の持ちをよくするためにこうしたとのことですが、ここはBluetoothの方が良かったかな。

DVDドライブ搭載でDVD視聴やソフトインストールも簡単にできるそうです。

Microsoftの方からプレインストールされているOfficeに関する説明とデモもありました。
OneNoteを使ってOutlookのメールやWebブラウザの情報をクリップして保存。WebClipはタッチで簡単にできます。
これをWindows Live Skydriveに保存しておけば、Windows Phoneなどでも確認できるとか。

さて、実際に使ってみて気になったのがタッチの反応の悪さとレスポンス。特にタッチ操作しても思い通りに動かなかったり、何か押してもクルクルと円が回り続けるというのはかなりストレスが溜まります。OSがWindows 7でCPUがAtomを使っているからかと思いますが、AndroidタブレットやiPadなどではタッチ操作の快適性が実現できているだけに、その感覚で使ってみると何これ?状態になってしまいます。
こういう体験するとWindows 8が欲しくなりますね。というかWindows 8 Developer Previewを入れて体験してみたいw。

IEも一応ピンチアウト、ピンチインでフォントの大きさを変えたりできるのですが、全くスムーズさがなく、いきなり大きなフォントで表示されたり・・。

Googleマップもタッチで移動・拡大・縮小できるのですが、こちらもスムーズさが足りない感じでした。

ちなみにブックリーダーもプリンストールされています。

もう一つ、画面回転ボタンが付いていたりするのですが、ホームボタンがない。IEを全画面表示してしまって、どうやって元に戻せば良いの?と悩んでしまいました。
それからWindows 7なので右クリックの必要性があったりするのですが、それもやりにくい(Window 7標準の指を長押ししてもう一本の指でタッチしてって感じ)。左手も併用して簡単にできるようになっていれば良かったのですが。

Life Hackerの常山編集長の話では、Windowsのアプリの数はiOSやAndroidの数を圧倒している(Windowsソフトの数をVectorと各国のAmazonでの取り扱い数を足すという根拠数値の出し方はかなり疑問でしたが、数が多いことは間違いないでしょう)。年賀状印刷ソフトのようなアプリを使えるはやはりPC。タブレットで出先でもちゃんと仕事などができる。セキュリティなど会社で使うには入れないと入れないソフトもある。
USBホストになれるのはWindowsならでは(AndroidやiPadでもUSBホストに一部対応していると思うけど?と心の中で突っ込みながら)。スキャナ、プリンタ、HDD、USBメモリなどと問題なく繋がるのは良いところ。
家族で共有する場合ユーザの切り替えできるというのも重要。などという話がありました。
確かに特定のWindowsアプリをタブレットで使いたいという用途には良いかも知れませんし、簡単にプレゼンに使えるというのは魅力に感じました。
AVCHDの再生とかは対応しているのかな?撮影したハイビジョン動画をその場で確認できるというのなら魅力ですね。Sony Tablet Sは対応していないみたいだし。Windows 7は対応しているように思うけど、Atomでは無理かな?

私も持っているCANONのドキュメントスキャナーDR-150でのスキャンのデモもありました。タブレットとスキャナーを持っていってその場で簡単にスキャンできるというのは面白いかも知れませんね。
ところで、AndroidやiPadのタブレットの良さって、さっと取り出してすぐに使えてサクサク動くところだと思うのですが、Windows 7の場合、すぐに使えないししばらく使っていなかったらWindows Updateやウィルススキャンされまくって重いと思う。このあたりを何とかしたり、CPUにもっと良いCPUを積んでサクサク動作するようにするとか、タッチ専用アプリをたくさん搭載して、簡単に使えるようにするとか出来なかったのかな?今のままではタッチスタイルの良さがあまり感じられないような気がします。
モビリティだけなら軽量ノートPCの方がキーボードも付いていて操作性が良いような感じがしますし。タッチスタイルとPCスタイルの両立というコンセプトならSony Tablet Sの方が良く出来ているような感じがしました。LaVie Touch、期待していたのに残念です。
LifeHacker, NEC, Microsoft, ブロガーズ・ラウンジ, ブロガーの皆様ありがとうございました。

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