CEATEC 2011 4K2K, 進化した3Dなどを中心に面白いものをいろいろ体験してきました


CEATEC2011に行ってきました。去年は3D、タブレット、スマートフォンが目立っていましたが、今年は4K2K、進化した3Dなどを始め、興味深い展示が多かったですね。
TOSHIBA
やはり一番気になったのは、東芝のREGZA 55X3とREGZAサーバー。46XE2を使っている私にとっては、タイムシフト機能はとても便利なので、他のTVでも使えれば良いのに、DHCPサーバになれば良いのにと思ったり、裸眼立体視や4K2Kってまだまだ先かな?と思ったりしていたのが、まさに実現されてしまいました。
フルHDの4倍画素である4K2K(QFHD:3840×2160)の映像はすばらしく綺麗でした。産毛もくっきり見えるくらい。デジタル一眼で撮影した写真などを表示するとその写真が持つ本来のリアリティを大画面で再現されていました。デジタル一眼で撮影したっぽいタイムラプス映像なんかもとても魅力的でした。フルHDソースの映像も超解像技術でくっきり4K2K化して楽しむことが出来ます。4K2Kビデオカメラはいつ出るのかな?
グラスレス3Dは9視差の映像を生成するインテグラルイメージング方式。さらに人の顔を認識して顔の位置にあわせて最適な3Dを再現するそうです。展示では暗いところで大勢で見ていたためフェイストラッキングは機能していない感じでしたが、やはりレンチキュラーシート特有の縞模様が感じられ、解像感はいまいちでした。少し残念でしたが、ほっとしていたり。



地デジ6チャンネル15日分(MBR-M190:4TB)、8日分(MBR-M180:2TB)を全録するタイムシフト機能を搭載。レグザリンクシェアでDHCP対応機器で視聴したり、レグザタブレットに転送して屋外で楽しめたりするそうです。スロットローディング式のBDドライブを搭載しています。
46XE2にDHCPサーバ機能追加して欲しい!



インテルが提唱するUltrabookのdynabook R631。マグネシウム合金素材やハニカム構造を用いて薄型だけど強度を確保しているそうです。
Sony



デジタル双眼鏡「DEV-3」。目の幅やピント調整などがアナログの双眼鏡のようにダイヤルで行えます。
かなりごついですが、かなり遠くを大きく見ることができました。遠いと視差が無くなるので立体感ってあまり感じられないのでは?と思っていましたが、意外に立体感を感じることができました。ちょっとフォーカスが遅いのが気になりましたが、手ぶれ補正はかなり強力な感じがしました。

PS3のオプションとして発売される3Dディスプレイ。3Dメガネも軽くかなり見やすかったです。PS3以外も接続できます。対応ソフトでは、二人のプレーヤーそれぞれに違う映像(2D)を見せて遊ぶことができます。

VAIO用の3Dパネル。対応するノートパソコンにレンチキュラーシートをはめることで裸眼3Dが楽しめます。こちらもフェイストラッキングして最適な表示になるように調整するそうです。確かに顔が動いても違和感無く3Dを楽しむことが出来ました。やはり解像感はいまいちでしたが。
シートをはめた後はキャリブレーションが必要だったり、はめたままノートを閉じたりは出来ませんが、ノートパソコンを買い替えるよりは良いということで、後付け可能なようにしたそうです。



Android2.3搭載のWALKMAN NW-Z1000。4.3型ディスプレイ搭載でかなり大きく感じました。ノイズキャンセリング機能搭載で音はさすがに良い感じ。Androidマーケットにも対応しています。
試作機だからだと思いますが、使っているととても重くなってフリーズしてしまいました。

4K SXRDプロジェクタ「VPL-VW1000ES」。整理券ゲットならず残念ながらその映像を見ることは出来ませんでした。
SHARP

(追記)シャープはアイキューブド研究所と共同開発したICC(Integrated Congnitive Creation)技術を搭載した4K2K液晶テレビ試作機を展示。フルHDソースからかなり奥行き感や材質感の感じられる精細で美しい4K2K映像を生成していました。

その他技研公開でも公開していた8K4K(スーパーハイビジョン)テレビなどもありましたが、「フリースタイル AQUOS」を特にアピールしていました。簡単に持ち運んだり絵画のように壁にかけたり。


リモコンが小さくてシンプルで無線でテレビに向けて使わなくても良く良かったですね。決定ボタンのまわりがくるくる回せて、メニューなどを回転することができるのも面白いです。

持ち運びを考慮してバッテリーを積んでいたり、チューナーユニットは別にあって無線で転送していたりしていました。壁掛けだけでなく自立することも出来るようにスタンドもついています。

かなり自由度が高く動く壁掛けアーム。
Intel

バーチャル・フィッティング。かなり精度高く服が変わっていました。

ARマーカーを被っている女性の顔が動物にかわるAR的なデモ。かなり動きがかわいかったですw。

CYBERDYNEのロボットスーツ

3Dプロジェクターで床に表示した映像を3Dメガネでみるとかなり立体感のある映像に。

Ultrabookもいろいろ。
Pioneer

テーブルに52V型タッチパネルを配置した「コミュニケーションテーブル」の完成度が結構高かったです。写真、動画、カタログなどの移動拡大縮小などはもちろん、スライドしてテレビに表示したり、書き込んだり、置いたデジカメからTranferJetで写真を読み込んだり、スマートフォンを置いて写真を取り込んだり、非常に直感的に打ち合わせができそうな感じでした。

レーザーバックライト液晶テレビ

レーザー光源のプロジェクター

レーザーテレビ
参考出品ですがレーザーづくしです。車載用のヘッドアップディスプレイもありました。
レーザーは赤の表現が鮮やかですね。コストは高いけど長持ちするとか。
docomo


GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D


ARROWS Tab LTE F-01D
その他


FUJITSUのスーパーコンピューター京

Panasonicのフラグシップ3Dカムコーダ「Z10000」の分解モデル。

NHKが国際宇宙ステーションに持ち込んだHDカメラ
他にもスマートコミュニティ系の展示やデバイスの展示、先端技術の展示などたくさんありました。
個人的には、NICTの200インチの裸眼立体像表示技術が見る位置によってしっかり見える画像が変わり(見えない部分が見える)、かなり高精細に表示されていたのが印象的でした。

(追記)浜松・東三河地域オプトロニクスクラスターの浮かび上がる3D立体映像「Holo-Table」というのも面白いと思いました。テーブルの下から視差映像を45度の角度を付けてで周囲に投影するのですが、高速回転しながら角度に応じた映像を同期投影することで360度どこから見ても3D立体映像に見えるというものでした(写真では上手く映りませんが)。

saya: