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JAXA(宇宙航空研究開発機構)は次期X線天文衛星ASTRO-Hに搭載予定のガンマ線観測センサの技術を応用し、ガンマ線を放出する放射性物質の分布を可視化する新しい装置「超広角コンプトンカメラ」を試作、実証試験を実施したそうです。写真はISAS/JAXAが世界にさきがけて開発したSi/CdTeコンプトンカメラの原理実証モデル。


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試作された超広角コンプトンカメラの実物とガンマプロッターH。ガンマプロッターは地表5㎝及び100㎝の位置にプラスチック・シンチレータ検出器をセットしたステッキで、GPSで計測された位置情報とともに放射線量率マップを作成することができる放射線計測器。
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福島県飯館村草野地区で行われた実証実験の例。超広角コンプトンカメラで放射線の発生源を可視化(左下)。
今後は放射性物質の除染作業等に利用する実用化に向けた検討を進めるそう。

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