日英イノベーションパートナーシップ推進「Innovation is GREAT 英国と創る未来」キャンペーンオープニングイベント


2/27に六本木ヒルズアカデミーヒルズ開催された駐日英国大使館主催の「Innovation is GREAT ー英国と創る未来ー」キャンペーンオープニングイベントに英国アンバサダープログラムでご招待頂きましたので参加してきました。英国のイノベーションと日本とのパートナーシップをテーマに、2015年の1年間を通してさまざまなイベント、講演、ワークショップが日本で行われる予定でそのオープニングイベントだそうです。
イベントでは、イノベーションを生み続けている大学、医療技術、宇宙衛星、ロボット工学と自律システム、ビッグデータなどの分野の第一人者を英国から招いて基調講演が行われました。
プログラムにはなかったのですが、初訪日中のケンブリッジ公ウィリアム王子がサプライズ登場して、宇宙飛行士の野口聡一氏、アストンマーティンCEO アンディー・パーマー氏と一緒にキャンペーンスタートセレモニーとして鏡開きなども行われました。



司会および開会の挨拶は、アストンマーティンCEO アンディー・パーマー氏。日産の副社長からアストンマーティンCEOに移籍された方。日英のパートナーシップを象徴するような方ですね。

オックスフォード大学総長 アンドリュー・ハミルトン教授
「イノベーションのエンジンとしての大学」

オックスフォード初め英国の大学のイノベーション力や政府とのパートナーシップ、スピンアウトの事例などを紹介されていました。MRIや人工臓器、NaturalMotion、Robotics、自動運転技術、創薬など様々なイノベーションを生み出し続けているそう。


MOM Incubators Ltd クリエイター・創立者のジェームズ・ロバート氏
「ソーシャルイノベーションと起業家精神」

世界の未熟児の環境の問題、既存の保育器の問題などに着目し、小さく飛行機などで運べ片付けることの可能な低コストな保育器の試作を続け、

MOMという保育器を開発。The 2014 James Dyson Award国際最優秀賞を受賞。

RU Robots Ltd CEO ジェフ・ペグマン氏
「イノベーションと新興テクノロジー—政府、ビジネス、アカデミア」

交通、農業、都市、インフラなどの問題解決を担い社会を変革する、とても多くのRoboticsの事例を紹介して頂き、興味深かったです。





The Open Data Institute 会長・共同創立者、サウスハンプトン大学人工知能学教授 ナイジェル・シャドボルト教授
「データが社会を変える − データ駆動型イノベーション革命」

ビッグデータ、オープンデータを活用し、政府、交通、健康、環境、犯罪、保険などの活用事例などを紹介していただきました。


ここでウィリアム王子が登場。
「Innovation is GREAT〜英国と創る未来〜が、本日、日本で正式にスタートすることを大変うれしく思います。英国は卓越した教育の伝統を誇り、海外のアントレプレナーに対してドアを開いています。イノベーションはクリエイティブで楽しいものです。日本と英国は、伝統に加えて、テクノロジーや創造性の面でさらに緊密な関係を共有していくことになるでしょう。」といったお話がありました。

英国の宇宙飛行士ティモシー・ピーク氏と

宇宙飛行士油井亀美也氏のビデオメッセージがありました。
二人は共に潜水での生活訓練を受け、今年は共にISS国際宇宙ステーションの任務に着任する予定だとか。



Surrey Satellite Technology Ltd (SSTL) 常勤会長、Surrey Space Centre (SSC) 所長マーティン・スウィーティング卿
「新しい宇宙の経済学 ? インターナショナルコラボレーションとイノベーション」


超小型衛星でのイノベーションなどを紹介して頂きました。



駐日英国大使 ティム・ヒッチンズ
ウィリアム王子に同行のため、閉会の挨拶はビデオメッセージで。
英国の発明の数々の紹介などもありました。

東京タワー、スカイツリーも見える眺めの良いライブラリーカフェでレセプション。講演中に紹介された製品なども展示されていました。


ウィリアム王子などが鏡開きした升酒なども振る舞われました。
知り合いのブロガーさんなども多く来ていたので、楽しませていただきました。
英国大使館の皆様、英国アンバサダー、参加の皆様、ありがとうございました。

全部ではないですが、主なスライド等は上の写真にポインタを持っていった時の矢印で写真を送るか、こちらで見ることができます。

saya: