アウトドア アンバサダープログラムの企画で、CASIO スマートアウトドアウォッチ「PRO TREK Smart WSD-F20」イベント&モニターに参加してきました。PRO TREK Smart開発者の方や社員の方からそのこだわりや魅力を教えていただきました。
PRO TREK Smart開発者のカシオ計算機新規事業開発部 岡田さん。
デジタルカメラEXILIMのソフト開発をされていたそうですが、2012年にスマートウォッチから商品企画を担当。
登山好きでガジェット好きな岡田さん。「時刻を見るくらい簡単に現在地をチェックできる時計」をコンセプトに開発。
試行錯誤を重ねてできたのがこのPRO TREK Smartです。
その一番の特長が携帯電波が届かないところでも現在地の地図を確認できる「オフライン地図」。
事前にのPRO TREK Smart内に地図をダウンロードしておくことで、簡単に現在地の地図を表示することができます。
ダウンロードできる地図はMapboxの一般的な地図と、YAMAPの登山地図などがあるそうです。
オンラインではGoogle Mapも使うことができます。
位置情報を得るにはGPS電波を受信するのですが、頻度高く受信すると電力を消費するため精度とバッテリーの持ちはトレードオフ。
カシオは低消費電力GPSチップを使用機能ごとに測位間隔を可変運用したりして省電力かつアウトドアで使える精度を実現した。
ロシアのGLONASS、日本の準天頂衛星みちびきにも対応しています。
その開発ストーリーはこちらで詳しく語られています。
カシオのPRO TREKのアウトドアウォッチの技術、G’z OneやEXILIMのデジタル家電の技術を持ち寄って、PRO TREK Smart WSD-F20が実現できた。
むき出しになっている充電端子なども問題なし。
ただし、海水などに濡れた場合は、水洗いした方が良い。
アメリカ軍の調達基準MIL STANDARDに準拠。各種の過酷なテストをクリア。
右側面の3ボタンやボタンガード、前面の保護ベゼルなどはカシオらしいデザインですが、このデザインは実用性に基づいたもの。
手袋などをしていても使いやすく誤操作しにくいようになっています。
右上のツールボタンからはアウトドアに便利なコンパス、高度計、気圧計、日の出日の入り、潮汐表、活動グラフなどの各種ツールにすぐにアクセスできます。
モノクロ液晶とカラー液晶を重ねた二層構造のディスプレイを搭載。
普段はモノクロ液晶で時刻表示をすることで、バッテリーの持ちを延ばすことができます。
WSD-F20はAndroid Ware対応ですが、AndroidスマートフォンだけでなくiPhoneにも対応。
最近の新たな対応としては、新ウォッチフェイス「プレイス」、アクティビティ「スノー」などのリリース。クロスバンド同梱の「WSD-F20X」の発売などがあります。
プレイスでは、背景の地図をタップすると現在地やGoogleカレンダーに登録してある位置の地図を表示。
カレンダーの位置ではピンを長押しするとGoogleストリートビューが表示されます。これは面白いですね。
カシオのアウトドアレコーダーEXILIM EX-FRシリーズとの連携もできます。撮影している映像をリアルタイム表示できます。
さらに詳しい使い方なんかも社員の方から伺うことができました。
ちょっと使いこなしは難しそうな感もありますが、色々楽しめそうなスマートウォッチですね。
使えるようになるまで少しステップが多いですが、Androidならこちら、iPhoneならこちらの手順で開始できます。
試行錯誤しながら普段から使用していますので、モニターで気付いた点や感想についてはまた随時書きたいと思います。
折角、スマートアウトドアウォッチをお借りしたので、アウトドアを楽しまないとね。
カシオ計算機、AMN、参加の皆様、ありがとうございました。