江戸吉原の花魁(おいらん)道中。年に一度「浅草観音うら・一葉桜まつり」で観ることができるということを教えてもらい、観に行ってきました。今年は天気も良く、一葉桜も満開でとても多くの人出でした。
「浅草観音うら・一葉桜まつり」は江戸開府400年を記念し、浅草観音うら地域の沿道に一葉桜を植樹したことを記念して平成15年からスタート。一葉桜はソメイヨシノより開花が遅く、その開花に合わせて4月の第2土曜に開催されています。
江戸情緒を現代に伝える「江戸吉原おいらん道中」を始め、吉原の文化を伝えるステージイベントも開催されていました。
江戸吉原おいらん道中は浅草寺の北側500mほどのところを東西に通っている「一葉桜・小松橋通り」で行われます。
江戸吉原おいらん道中(往路)は13時スタートだったのですが、家から歩いていったためにちょうど13時ころの到着。かなりの人垣ができていて、なかなか見ることが出来ませんでした。なので、おいらん道中の撮影は復路ですることに。
花魁「藤浪太夫」
花魁「象潟(さきかた)太夫」
狐舞 吉原狐社中
ステージ前もすごい人でしたが、なんとか撮影できそうな位置を確保しました。
江戸夢模様 望月太左衞社中
江戸吉原粋花街乃賑 座敷の場
お座敷の様子を再現するパフォーマンス
花魁といえばの長い煙管(キセル)ですね。
舞の披露も。
おいらん道中(復路)は、千束の方に行けば比較的空いていました。
高張提灯、金棒引きを先頭にやって来ました。
手古舞(てこまい)
禿(かむろ)
身のまわりの世話をしながら、遊女としてのあり方などを学ぶ花魁のお付きの子達。
花魁独特の歩き方も見ることができました。
振袖新造(ふりそでしんぞう)
15-16歳の遊女見習い。禿はこの年頃になると姉貴分の遊女の働きかけで振袖新造になる。振袖新造となるものは格の高い花魁となる将来が約束された子達。
吉原狐社中
和太鼓ショー
浅草観音うら一葉桜まつりはあまり広くない場所で開催されますが、人がとても多いので、おいらん道中やステージを撮影したい方は、私のような横着をせずに、事前に場所取りをした方が良いと思います。
おいらん道中や吉原文化についての解説もありますが、事前によく知った上で行くとより楽しめます。海外の方も多かったですが、おいらんについて英語で話されていたりして驚きました。