本格的トイドローンDJI MAVIC MINIが到着 飛行時の各種ルールに注意しましょう

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ドローンはこれからの生活を変える有望なロボットである一方、非常に危険なものでもあるので、その飛行には航空法やその他の法令・ルールが決められています。200gを切るドローンは模型航空機として航空法のドローン(無人航空機)の対象からは外れますが、その他の法令・ルールには従う必要があります。
先日ドローンのトップメーカーDJIが日本で199gの本格トイドローンMAVIC MINIを発売して話題・品薄になっています。私も購入したので、その内容・テストと、飛行の注意などについて書きたいと思います。

MAVIC MINI(46,200円)とMAVIC MINI FLY MORE COMBO(59,400円)というのがありますが、後者を購入。FLY MORE COMBOでも箱はコンパクトです。
違いは、インテリジェントフライトバッテリーおよび予備プロペラが1個から3個に、microUSBケーブルが1本から2本に、360°プロペラガード、2WAY充電ハブ、18WUSB充電器、キャリーバックが付属しています。特にバッテリー、充電ハブは必要だと思いますので、別途買うのならFLY MORE COMBOの方が良いかも。

箱の中にはさらに大小の箱とキャリーバック。

中を開けるとこのようなたくさんの部品が入っています。

予備の部品も多いのですが、本体、インテリジェントフライトバッテリー、充電ハブ、microUSBケーブル、USB充電器、送信機、スマホと送信機を繋ぐケーブル(USB-C、Lightning、microUSBのどれか)を用意します。
送信機のコントロールステックは送信機のハンドルを開いた中に収納されています。

本体は前足、後足の順で展開します。本当に手のひらサイズで軽いですね。

まずはバッテリーを充電。充電ハブを使うと3個のバッテリーを1つずつですが順に充電してくれるので便利。
本体にバッテリーを入れて、直接本体にmicroUSBケーブルを接続して充電することも可能です。

充電ハブからさらにmicroUSBケーブルを接続して送信機を充電。

本体にはお尻のカバーを開けてバッテリーを挿入。

まず送信機の電源ボタンを、続いて本体底面にある電源ボタンを押して電源を入れます。
電源ボタンは一度短く押して、そのあと長押しするように押します。

スマホには「DJI FLY」アプリを入れて、指示に従って、許可やDJIアカウント登録、送信機との接続を行います。

DJIアカウントと紐づけてアクティベーションが完了。

DJI Care Refreshという1年間の有償サポートサービスに入るか聞かれます。操作ミスや水没などを含む本体故障の交換が2回まで可能で、入れるのはアクティベーション後96時間まで。 ただし、本体の紛失、部品の紛失、送信機などは対象外です。
MAVIC MINIの場合、初期費用4,400円、1回目の交換4,690円、2回目の交換5,500円かかります。
私は入りませんでした。

早速、家の中でテスト飛行です。
ちなみに初期不良交換は受領日から15日以内なので、商品が届いたらちゃんと動作確認しましょう。

GPSの入らない家の中でもものすごく安定しますね。MAVIC Proなどと変わらない操作感・安定性で驚きました。

ちなみにプロペラガードをつけるとこんな感じになります。安定性などに変化はないですね。
トイドローンとはいえ、プロペラに接触すると危険だし、プロペラも壊れやすいので、操作に慣れない人はプロペラガードをつけましょう。

プロペラガードをつけると重量は250g弱になりますが、取り外し可能なプロペラガードはドローン重量に含まれないそうなので、航空法の規制対象外です。

カメラ性能などについては別の機会に。

では、どこで飛ばそうか?ということですが、トイドローンだからといってどこでも飛ばせるわけではありません。

小型無人機等飛行禁止法はトイドローンも対象なので、 重要施設の周辺地域の上空で許可なく飛行させると1年以下の懲役又は50万円以下の罰金という罰則があります。
土地所有権(民法207条)では、土地の上空も所有権が及ぶので、飛行箇所の土地所有者の許可が必要です。
道路交通法では道路の交通の邪魔になったり、道路をなぞるように飛ばしたりする場合は道路使用許可が必要になる場合があります。
個人情報保護法ではプライバシーの侵害に当たるような撮影・公開はNGです。
都立公園条例で都立公園・都立庭園において、ドローンの持ち込み、操縦、飛行を禁止しています。東京以外にも条例があります。 海岸法・河川法・港則法では管理や安全に支障を及ぼす行為を禁止しており、ドローンの飛行を他社に迷惑な行為と考えられる場合は、禁止されます。

つまりはトイドローンといえど航空法の対象にならないというだけで、他人に迷惑のかかるような飛行・撮影はできないので、各種ルールを順守して飛ばしましょう。事故やトラブルが多発したら、ルール厳密化でさらに飛ばせなくなりますからね。

DJI Store: Mavic Mini Fly More コンボ

saya: