チェコ親善アンバサダーで絵はんこ作家のあまのさくやさんが出版されたチェコに学ぶ「作る」の魔力を読みました。先日、お会いしたときに、チェコに関する本を書かれているという話は聞いていたので楽しみにしていました。
「チェコ人の黄金の手」というチェコ人は器用にものを作るという言葉がありますが、今でも手作りをする文化が根付いていて、そんなチェコの「作る」パワーを、貴重な実体験やインタビューに基づいて綴られています。
私も子供の頃は、お絵かき教室という名の工作教室みたいなところに通っていて、工作が大好きで色々なものを工夫して作った経験があります。ゲームなんかも遊ぶより作る方が好きで、ゲームプログラミングなどもやってました。残念ながら出来たら飽きてしまって完成度を求めない性格なのでクリエーター向きではないですが、チェコ人の何でも自分で楽しんで作ってしまうという文化には共感しました。
最近の日本は完成品であふれているので、子どもたちもものづくりの経験が少なくなってますよね。チェコの文化に学んで、再びものづくりの魅力を再発見してもらいたい、と思える本でした。あまのさくやさんならではの楽しい文章とイラスト・絵はんこなどに溢れていて読みやすいので、ぜひ読んでみて下さい。
(写真はチェコに行ったときの手作り体験より)