原発不明がんで闘病されていたあみぐるみ作家のほし☆みつきさんが11/12に永眠されました。去年の今頃は一緒に飲み歩いていたのに、あまりに早いお別れとなり悲しみにたえません。心からご冥福をお祈りいたします。
ほしさんは、ブロガーやグルメのレビューアとしても活躍され、その関係で知り合った共通の友人も多く、グルメの経験や交友関係を広げてくださった恩人と言っても過言ではありません。
初めてお会いしたのは、ちょうど9年前の11月。20代の女性だと思ったのですが、実は私と3歳しか違わないというのに驚きました。しかも生涯ノーメイクで、最近でも30代に見られたと喜んでいました。
あみぐるみを始めたきっかけは、大好きだったミッキーマウスのあみぐるみセットを見つけてですが、そのとき、あみぐるみ作家になる自分が見えて、実際そのとおりになったとか。作品もひらめきで創っていたそうで、企画が通り出版が決まって締切が迫ってもひらめくまでじっくりと待ち、完成イメージもなく創り上げるような天才的な方でした。(あとから編み図を描くのが大変とか)
著作が大ヒットしたおかげで、ピースボートの世界一周クルーズに出かけて様々なユニークな経験をしたり、あみぐるみだけでなく、好きなことを次々とやって、エピソード話が尽きない、とても興味深い人生を送られていました。(詳しくは話せませんが、絶対自伝を書くべきと言っていたくらい)
最近、住んでいた古い家をこだわりの家に建て直して、好きなブルックリンスタイルでコーディネートされて(クリエーター魂あふれるDIYの数々が素敵)、これから快適な生活が待っているというときにこのようなことになったのが残念でなりません。
RoomClip: mitsukiの部屋
あみぐるみにもほしさんの好きが溢れていますね。水族館で魚たちを観るのが好きと言ってましたし、
実は爬虫類好きで、飼われたりしていたそうです。
ほしさんの著作は外国語にも翻訳されいろいろな国で販売されています。
下北沢のギャラリースペーススプラウトで開催中のほし☆みつきさんの初めての個展では、そんなほし☆みつきさんの好きが詰まった作品たちや著作が展示・販売されています。
病床ではこの作品展を楽しみにされて、自由に動けない中、作りためた作品の手直しや新たな制作など精力的に行われていました。
私はお見舞いするくらいしかできませんでしたが、作品展に向け色々手伝っていただいた友人や関係者に感謝したいと思います。
私も今夜、立ち寄ることができ、少しですがあみぐるみと著作を購入させていただきました。思い出とともに大切にさせていただきたいと思います。最近こどもが編み物を始めたりしているので、この本を見てあみぐるみを作ってくれたりすると嬉しいです。
下北沢スペーススプラウトで開催中のほし☆みつきさんの作品展は11/16(土) 17時までです。すでに多くの方が訪れられているそうですが、少しでも多くの人が訪れられ、ほしさんの想いを受け取っていただければと思います。