インタフェースなどとても興味があったのに日本では残念ながら未発売のWindows Phone 8。その中でもパフォーマンスに優れたHTC8X(SIMフリー)を試す機会を得ましたので、ファーストインプレッションを書きたいと思います。
micro SIMはiPhoneと同じように専用器具でトレイを引き出す方式。microUSBアダプタやイヤホンなどが付属しています。
持った感じはかなり軽量で薄く感じます。デザインもシンプルで良い。
背面の曲面と質感が手にフィットして、とても良い感じ。無駄に持っていたくなります。
側面のボタンは非常に細くなっています。
画面の発色も非常に綺麗です。4.3インチで720×1280で精細感もあります。
メイン画面はWindows 8と同じようなタイルインタフェース。動きも同じ感じで、表示に動きがあります。シンプルなのに操作した時のエフェクトが凝っていたり気持ち良いのが良いですね。
横スライドでアプリ一覧が出ますね。
Xiデータ通信契約(mopera U)のSIMを差してみましたが、ドコモは認識してアンテナも立つのにインターネット接続できない。って状態で悩みました。
mobile network設定のedit internet apnでIP typeがIPv4v6になっていたのがダメな原因だったようで、IPv4にしたらインターネット通信できるようになりました。APNはmopera.netまたはopen.mopera.net。後者はパケットフィルタリングがかからないアクセスポイントです。
次はlanguage+region設定。Country/Region, Regional format, Browser & search languageあたりはJapanの設定があるのですが、Phone languageには日本語がありません。日本語表示は出来るのですがいわゆる中華フォントなのが残念。
(追記)よく見ると中華フォントと日本語フォントが共存している状況です。
ソフトウェアキーボードは、日本語キーボードを追加する事ができます。
2種類のキーボードがあり、日本語変換ももちろん可能です。
そして、音声合成や音声認識にも日本語が使えたりします。
「起動 カレンダー」とかちょっと不自然な日本語ですが、ちゃんと認識したりしますね。
天候や時刻で変わるロック画面
peopleアプリはWindows 8のものよりは使いやすいかも。TwitterやFacebook公式アプリもありますね。
Gmailも問題なく使えます。やっぱり日本語フォントが気になりますが。
イヤホンを使えばBeats Audioが使えるようになります。音楽再生の音はOnとOffでは結構違いますね。
Officeアプリも付いています。SkyDrive上にサンプルファイルが追加されたので開いてみました。
Powerpoint
Word
Excel
ちょっと驚いたのがMapsアプリ。iOS6よりもひどい白地図になっています。Windows 8でかなり精細な日本地図が表示できるのに、なんでこんな状態?
まあ、gMapsというアプリを使えば、快適にGoogle Mapsを表示できますが。
近くの施設を探すのも日本対応していないのですが、Japan Local Searchというアプリがあったりします。
Windowsボタン+電源ボタンでスクリーンショットを撮影でき、それをSkyDriveにアップロードしたりできるのは便利ですね。
とにかく、思いの外サクサク動くのが気持ちよい。おそらくバックグランドアプリを停止しているためだと思われ、アプリを起動するとデータを更新しにいって待たされることも多いのです。でも、そのおかげでとってもサクサク動き、電池の持ちもかなり良さそうな感じなのは好印象です。アプリもWindows Phone 7からの資産があるためか、Windows 8のアプリよりも揃っているように感じます。
早く日本でも発売されないかな。
Amazon: HTC 8X Windows Phone SIMフリー(海外携帯) (ブラック)
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