任天堂が3DS用に発売した「花といきもの立体図鑑」。そんなに高くないし花や図鑑が好きな子供に良いんじゃないかな?と軽い気持ちで買ってみたのですが。実際使ってみると、コンテンツとUIのクオリティーに驚かされました。図鑑というものの概念を変える作品かも。コンテンツは平凡社が担当しているらしいですね。
この図鑑には色々な入り口があります。まずは、花カメラから。
3DSのカメラで花を撮影すると、かなり多くの似た花が見つかります。
咲いている時期は撮影時になっているので、写真などの場合は変更します。
3つの質問「これは草ですか?木ですか?」、「花びらは数えられますか?」、「花はどんな形ですか?」に4択以下で答えると花が絞り込まれます。
花が見つかると、花の立体写真と詳細な花の情報を観ることが出来ます。
一部の花には3Dで360度回転させることができるくるくるビューなんてのもあります。
もちろん一覧から検索することもできるのですが、ずらっと並んだ花、鳥、虫、キノコ、他の生き物などから快適に探しまわれるのも面白いです。
そして感心したのが「いきものリンク」。その花を中心にその花に寄ってくるいきもの関連するキーワード、生育する環境などのリンクをたどることで次々と興味深い情報が得られます。
環境というのも面白い切り口ですね。バーチャルな空間上で3DSを動かせば、植物や生物を発見することができます。
「なぞリンク」は、様々なテーマをもとにその関連性を想像しながら閲覧できるコンテンツです。
「なきごえ検索」というのは、鳥や虫、カエルなどの鳴き声をその雰囲気や音を聴きながら探すことが出来ます。残念ながら録音で似た鳴き声を検索すると言う訳では無さそうです。
いきものは鳴き声が入っていたり、立体動画になっていたりします。
ご当地から検索では都道府県から花やいきものを検索することができます。
子供はかなりはまってしまいずーっといろいろなものを見て喜んでいました。花テストでは55問連続正解までいったそうです。
かなり前にマルチメディア図鑑というものが流行りましたがその時のような単純にマルチメディア化した図鑑でなく、つながりや検索性をさまざまな切り口で向上し、調べる図鑑から自然に知識を広げられるエンタテイメントに進化しているなと感じました。かなり幅広い世代にお勧めできるソフトです。3DSで良いソフトを探している方はぜひチェックしてみてください。
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