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6/11は幕張メッセで開催しているINTEROP Tokyo 2014(同時開催 APPS JAPAN, ロケーションビジネスジャパン, デジタルサイネージジャパン, IMC Tokyo)の基調講演を聴いてきて興味深かったので、メモを書いておきます。


K-01:Beyond the Hype:2014 年以降のビジネスを促進するオープンで相互運用可能なソリューション
CISCO シニアバイスプレジデント チーフアーキテクト デベロップメント担当 CTO デビッド・ワード

・SDNはインフラのの管理のための命令が必要でそこが難しいし、再利用もできない。
・アプリケーションセントリックなインテントベースネットワークで、目的(インテント)を定義して自動適用するソリューションが次に来る
・同じような特性を持つエンドポイントをグループ化してEPG(エンドポイントグループ)として管理する。
・フィルタ(オブジェクト)とアクション(QoS,ログ,サービスグラフ)のコントラクトをメタデータとして使用。
・外部ネットワークもコントラクトにして、WANをクラウドに取り込む。
・コントラクトをバンドル化して利用。
K-02:Yahoo! JAPANのスマデバ戦略について
ヤフー株式会社 執行役員 CMO 村上臣

・0を1にするのは発明。これができる人は限られているので、ベンチャーなどをM&Aすることを考えた方が良い。1を10にするのがイノベーション。1を2なら改善。
・イノベーションの成功確率は高くない。10倍挑戦し、失敗を許容する文化が必要。重要な施策なら同じお題を5チームに与え、1つでも成功すれば回収できるようにするような考え方も必要。
・リーン・スタートアップの考え方が重要。
・仮説を検証するのに最低限必要な要素を備えたプロダクト(MVP)を作り、仮説を検証。課題解決のため柔軟に考える。
・確実性は望めないので爆速で。いくらじっくり検討しても半年もすれば状況は変わってしまう。
・アプリリリース後1ヶ月が大切。ここまでは開発チームは最低限残す。
・アプリのユーザ体験価値はあっという間に減衰する。スループットはリリース時の最大瞬間値ではなく、スコープ全体の積分値で見ないといけない。
・細かいリリースを頻繁に行うことで、スループットの最大化を目指す。
・Y!mobileは買収じゃなく提携になったか、アプリだけじゃなく、端末や通信事業・料金まで全体を通しての体験を提供したい。スマートインターネットをすべての人に。
KA-01:SDNに求められるフレームワーク
日本IBM システムx事業部ビジネス開発部システムネットワーキング製品技術推進 牛尾愛誠

・SDNはソリューション・技術が乱立しつつある。
・ベンダー固有のスイーツより、オープンなベストオブブリードな技術を使う方が良い。
・ユーザの懸念は、スキルの問題、原因特定できるか、パフォーマンスが出るかなど。
・IBM SDN VE Unified Controllerは、ホップバイホップとエッジオーバーレイの両方に対応。OpenDaylight, ONF, OpenStack Foundationなどオープンな技術を利用。
KA-02:モノと人をクラウドがつなげる
アマゾンデータサービスジャパン株式会社 技術統括本部長 玉川憲

・Amazonは様々なイノベーションサービスを提供し、事例も多数出てきている。
 ・Amazon dash
 ・Amazon fresh
 ・Sensoria Fitness Socks Bundle
 ・鯖江市役所JK課企画 図書館空席情報
 ・AWS Public DataSet 1000 ゲノムプロジェクト
 ・illumina BaseSpace 遺伝子解析キット
 ・Unilever 歯ブラシ分析
 ・Mars Rover 落下 3Dセンシング
 ・Dropcam Tabs
 ・Nest 学習する室温調整器
 ・Aetena 健康保険会社 CarePass
 ・薬の飲み忘れを予防するボトルGlowCaps、ピルケースGlowPack
 ・direct line DrivePlus
 ・WHILL 最先端の車いす
 ・Coiney スマホ決済
 ・NETFLEX リコメンデーション
 ・UBER
 ・redBus
 ・Ambient Bus Pole
 ・Opta Stats Zone
 ・3DゴルフスイングセンサーFullmiere
 ・GE ガスタービンセンサー
 ・TOSHIBA HealthCare@Cloud
・VPC(仮想プライベートクラウド)で物理専用線接続をする顧客が多くなっているが、多くの顧客のデータを収容していることで、そのデータ連携を実現するVPCピアリングでデータのNW効果が生まれてきている。
・スーパーコンピューター並のC3
 ・スシローの分析
・データウェアハウス Amazon Redshift
 ・すかいらーく POSデータ解析
・BYOD Amazon WorkSpaces
・リアルタイム処理基盤 Amazon Kinesis
・10年後どう変わるかは難しいが、10年経っても変わらないものが重要。低価格、フレキシビティ、イノベーションの重要性は変わらない。
KA-03:マイクロ・ロケーションサービスが実店舗に与えるインパクト
株式会社スポットライト 代表取締役社長 柴田陽

・超音波を使った来店検知スマポを展開。ポイント最大手楽天と組んで、楽天チェックを提供。
・マイクロ・ロケーションサービス(1-10mくらいの範囲の位置情報サービス)の時代へ
・マイクロロケーションでは、ユーザの位置だけでなく欲求が推測可能
 ・広告価値が非連続的に向上する
 ・購買履歴と合わせれば趣味指向やライフスタイルが把握できる
 ・オーディエンスデータとしてリターゲティングすることも可能
・プラットフォームが推進する
 ・AppleのiBeaconが3月ライセンスされた
 ・Bluetooth Low Energyを利用。電池で数年間持つ、単体でも利用可、バッググラウンドでも利用可などの特徴がある
 ・iOS 8ではMACアドレスランダム化?アプリをDLしていなくても位置連動してサジェスト可能になる?ロック画面に出てくる
 ・プラットフォームに愛されるサービスが生き残れる
・ハードウェア中心からソフトウェア中心へ
 ・HPなどよりUberなどビジネスモデルを変革したところが企業価値を上げている
・小売市場135兆のうちECは10兆ほどにすぎない。O2Oは30兆から44兆にのびる
ShopKickのShopBeacon
・対象の商品付近を通ると本人限定の割引をプッシュ
・Walgreens 店内マップモード
・これまでのO2Oは集客のみ。検討・購買の店内体験へ広げる必要がある
・メーカー向けサービスとしてクイズに答えてポイントゲットとかでパッケージを見させるインストアプロモーションが考えられる
・購入をどう把握するかが重要になる
 ・ID-POSとポイントカード連携しかない
 ・楽天が共通ポイントカードを行う
 ・配信→測定→学習→配信の学習サイクルをまわす必要があり、測定できることが重要
・O2Oは普及期に入っており、利用したことのあるユーザが19%から36%に増えている
・小売業がコモディティ化しているため、店内体験の価値の差別化が重要になる
KA-04:インターネット放送の先にあるもの
ジャーナリスト 木村太郎

・広告費はGDPの1%で6億くらい
・以前は、活字メディア、放送、SPが1/3くらいずつであったが、活字や放送はインターネットに流れている
・湘南ビーチFM代表をやっており、1994年にインターネットラジオを知り、全国放送ができる手段として興味を持った
・Real Audioが出てきたときに直接アクセス。日本で最初にライセンス購入
・1996年にはオンデマンド放送、ストリーミング放送を開始
・著作権料はルールが決まれば払うと伝えていたが、いっこうに決まらず、結局2006年から自らJASRACやレコード協会と著作権交渉を行うことに。
・2008年サイマルラジオを開始
・3.11で地元の状況を把握したり、米国に移民した人が沖縄の地元の様子をしる手段として活用されたりしているそう
・ラジオはデバイスがなくなってきていることもあり、ラジオ放送よりもインターネットラジオを聴いている人が多い。
・インターネット放送の次は選択肢は多いがモデルには…
 ・YouTube, Tunein, ニコニコ動画, 各種SNS
Buzz Feedは興味深い
 ・面白いコンテンツが集まっており、SNSで拡散される
 ・バナー広告はなく、NATIVE CMで収益を上げている
 ・NATIVE CMはCMだと明示せずに面白いコンテンツを配信。見たら課金される
 ・ただ日本だと放送法でCMは一般放送と区別することが求められるので放送局はできない
・放送の歴史からしても、ビジネスモデルが確立して初めて放送が始まった。ビジネスモデルが重要

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