googleやYahoo!対策で噂されていたMicrosoftのオンラインサービスの戦略が発表されました。
Microsoftの新サービス「Windows Live」「Office Live」は何を目指すのか?
主力ブランド「Windows」「Office」の名前を冠し、新たに「Live」というオンラインサービスのブランドを付加しているだけあって、かなり本気で新しいビジネスモデルを構築しようとしていると感じます。
でも、内容は「Windows Live」「Office Live」から連想される物とは少し違うみたいです。
上記記事より引用
…GoogleやYahooで提供されているような便利なツール群を組み合わせて、自分だけの専用ポータルを作れるのが「Windows Live」だ。…
現在提供が予定されているコンポーネント群は下記の通り。
・Windows Live Mail
Webメールの新サービス。Hotmailの発展系にあたり、スピードや安全性、操作性を重視。
・Windows Live Messenger
新型IMサービス。ファイルや写真送信、インターネット電話などの機能が提供される。
・Windows Live Safety Center
PC本体のウイルススキャンを実行するオンラインサービス。
・Windows OneCare Live
アンチウイルス、ファイアウォール、PCメンテナンス、データバックアップ/リストアなどの機能を包含したPC保護を目的としたパッケージ。サブスクリプション契約形式で提供される。
・Windows Live Favorites
ユーザーがInternet Explorer上に保存している「お気に入り」を共有する機能。これにより、いかなるPCからでも自身の「お気に入り」にアクセスできるようになる。
….Microsoftでは現在、各種無料サービスのアプリケーションを利用するためのAPI群を公開しており、開発者らがこれらを活用して自由にアプリケーションを構築する環境を用意しようとしている。…
…Office Liveは企業ユーザーがチーム間でより業務を円滑に進めるためのツールを提供するサービスである。…
「Office Live Basics」では、ドメイン名、30MBのインターネット・ディスクスペース、5つのメールアカウントが提供され、小規模企業がインターネット上に存在(プレゼンス)を出すための足がかりを得ることができる。これらは広告ベースにより無料で提供される。また財務、プロジェクト管理、顧客管理といった20以上のアプリケーションが提供されるサブスクリプション契約のオプションも用意されている。これはいわゆる、「オンデマンド」と呼ばれる形態のアプリケーション・サービスだ。…
OfficeをWebアプリケーションで提供するとかいう話に比べて、かなりまともな戦略のように思えます。
相当の開発力を持つMicrosoftですから、こちらの方向に舵を切ればブランド力やOSを押さえる強みを活かして一気にオンラインサービスでの遅れを取り戻せそうな感じもします。
オンラインベースのサービス(コラボレーション系、ビジネスアプリケーション系など)を提供している企業はターゲットが重複するのでかなり影響を受けるかも。
現在公開されているWindows Live BETAはまだ完成度が低いですが、ちゃんとSafari(Mac)でも使えるのがいいですね。(アクセス集中のためか重いですが・・・)
やっぱり、Macではちゃんと動かないっぽい。残念・・・