手元パネルがすごい 東芝 体重体組成計 SCF-20

モノフェローズとしてのレビュー第8弾は、PC/ネット対応ヘルスメーターです。みんぽすWillVii)より東芝の体重体組成計SCF-20をお借りしました。
パソコンに接続してデータ管理できたりカラダのみはり番ネットというネットサービスに対応していたりという製品なので、そのあたりの使い勝手を試してみたいと思います。
体組成計本体は非常にシンプルでコンパクトです。
体重、体脂肪率、BMI、内臓脂肪率、基礎代謝、体水分率、筋肉率、推定骨量の8項目が測定可能です。
高機能化に伴いごたごたとしたデザインの体組成計が多くなっている中、体重計並みのシンプルは逆に好印象です。置き場所にも困らないですしね。
人を登録したり、登録した人を選んだり、各種計測項目を確認したり、データをパソコンに転送したりといったことは本体と独立した手元パネルで行います。赤外線通信で情報を転送するので、リアルタイムに体重が表示されたりするのが少し面白いです。本体の液晶を覗き込まなくても手元で大きな文字で確認できるのが良いです。過去のデータも確認できます。
ただ手元パネルを持ったまま測るわけにはいきません。でも壁掛けフォルダーを使って壁に取り付けることもでき、手前に机があれば机の端に置いておいても使えます(多分体で反射して通信ができるようです)。


測定データはパソコンに取り込み、グラフ等で管理することができます。
Windows用ですが「健康管理ソフトホームケアアドバイザーLight」というソフトが付属しており、SCF-20のデータを取り込むことができます。その他、電子血圧計や体バランスチェッカー、心電図記憶装置のデータも取り込むことができるようです。

パソコンへのデータ取り込みは手元パネルをUSBケーブルで接続します。
さすがにBluetoothとか無線LANで自動的にという風にはいかないみたいですが、そんなに手間でもないのでいいかな。それよりも繋いだら自動的にデータ転送するくらいの工夫が欲しかったです。いちいち個人単位にソフトで取り込まないといけないのはちょっと不便。
ちなみにMacでもVMware Fusion上のXPで試してみましたが、ちゃんと取り込みできました。

取り込んだデータは表やグラフで確認できます(一応、身長/体重のデータは消してあります)。
体型判定というのもあります。私は5〜6ということで、標準体型ですが少し体脂肪率が高い感じです。
簡単にデータが取り込めるからこそ時間変化に伴う管理もしやすくなりますね。逆にグラフの変化見たさに毎日測るようになるかも。

とはいえ、特に何も努力しなければグラフのように測定するときの時間/コンディションで多少上下するもののほとんど変化はないですね。
このソフトには「カラダのみはり番ネット」のボタンがありますが、会員にならないと使えません。このネットサービスには健康サポートコース、カラダ快善コース、心電相談コース、フィットネスコースの4つのコースがあります。カラダ快善コース以外は、結構な会費がかかりますね。カラダ快善コースは入会金0円、月会費315円なのでこれに入ってみました。
入会はHPからできるのですが、説明等が多く分かりにくいので、本当に入るの?と何回も言われているような感じで気軽に入れる感じではないです。またID/Passwordが郵送で送られてくるのも今時珍しいですね。

Webでのカラダ快善コースのメインページは左のようになっています。
登録データ閲覧は計測したデータを参照でき、カラダ快善コースは目標設定とアドバイス、フィットネスはおすすめの運動について解説されています。
医師への相談は別途有料になっています。

登録データ閲覧では付属ソフト同様、送信された計測データの確認、グラフ表示、詳細説明等があります。付属ソフトとの違いは目標値がある点でしょうか。

カラダ快善コースメニューでは、自分のカラダを目標値へ近づけるために、食事メニューや運動メニューでどのくらい行えば良いかを具体的に分かりやすく候補を示してくれるので、選んで宣言証を作成します。もちろん経過等を確認できるようになっています。経過に従ってキャラクターが変化するというのもあるようです。

フィットネスメニューでは、おすすめのフィットネスメニューを紹介しています。
これは、体型判定からおすすめを出しているようですが、どうせなら目標設定と連携すれば良いのにと思いました(それはフィットネスコース?)。



医師に相談できたりするコースはともかく、カラダ快善コースメニューはわざわざネットを使って実現する必要性は少なく、付属ソフトを改善すれば実現できる範囲だと感じました。
携帯との連携(食事や運動のログとの連携など)ネットならではのサービスが提供されていれば面白かったですが。さらに言えば、無料のサービスとして多くの人に使ってもらうことで、新たなサービスを生み出す(他の多くの人との比較やダイエットコミュニティなど)ぐらいの発想が欲しいと思いました。
逆にオプション料金を取るためにネットサービスとしているような気がして残念でした。
ソフトの使い勝手やネットサービスが残念ながらも、SCF-20のコンパクトデザインと手元パネル、パソコン連携機能はかなり気に入りました。
» 東芝 「手元パネル・データ管理CDソフト付き」体重体組成計 SCF-20

saya: