人工衛星といえばBS/CSの放送/通信衛星、GPSの測位衛星と並んで、というか最も身近なのが気象衛星ひまわり。天気予報に欠かせない存在となっています。(画像はひまわり6号(気象庁HPより))
現在ひまわり6号、7号が運用中ですが、その引き継ぎ時には打ち上げ失敗で一時期米国気象衛星を代用するなどのトラブルがありました。
その現行ひまわりの寿命が2015年で、製造に5年かかることから次年度予算に後継機の関連予算を組み込まないといけないが、予算の目処が立たないとか。(1基あたり管理運用を含め、400億かかるそうです。)
6、7号は航空管制機能を搭載することで7割の予算を旧運輸省航空局が負担したが、後継機では国交省が計画から外れたため、民間との相乗りを模索したが協力を得られなかったとか。
アジア各地でも利用されていたり、天災を防ぐのに不可欠な気象観測、温暖化や気球環境の研究等に重要な存在だと思いますので、米国や中国に頼ってしまうのでなく、ぜひ日本の気象衛星を存続させて欲しいものです。
読売新聞: 気象衛星が消滅の危機、「ひまわり」後継機に予算集まらず
松浦晋也のL/D: 気象衛星の危機的状況