7/1は百式の田口さん主催の音楽会議5 sponsored by YAMAHAに参加してきました。「音とネット」をテーマにYAMAHAさんが取り組まれている多くのサービスの紹介と「音とネット」で生活が変わるアイデアの全員参加の会議がありました。
YAMAHAさんの創作活動を応援するという思いとそれを実現する様々な技術とサービスに驚きましたし、参加者のみなさんのアイデアにも刺激をうけました。
プレゼンはヤマハのネットビジネスグループY2プロジェクトの須田英之さん。
まず最初に始めたのがパソカラホーダイ。月額630円でパソコンでカラオケ歌い放題ができるサービスでいまでもやっているそうです。ソフトシンセサイザー内蔵で、キーコントロールや店舗変更なども可能。
ネットで歌本というサービスもパソカラホーダイに入っていれば利用可能。MIDIデータが入っているので楽器別にオン・オフ可能で楽器の練習ができる。
つぎはプレイヤーズ王国(2009年終了)。音楽のコミュニティサイトで、演奏した楽曲を発表することができた。JASRACの権利処理をヤマハが行っていたそうでコピー曲も投稿可能。
Auto Vocoder Boxは伴奏とテンポさえ合っていれば、強引にピッチを合わせてくれるアプリケーション。最高級エフェクター内蔵で響きを付与したりもできるらしい。某Nプロデューサーのノウハウを活かしているとか。(もう公開されてないみたい。残念。)
Kang Kong Song Maker。写真のパラメータからイメージに近い音楽を自動作曲するエンジンとか。IVS2008で優勝したらしいです。
今まで歌・楽器の練習、発表の支援、難易度を下げる技術の提供などを行ってきたが、ネットを使ってつながることができないかと開発されたのがNETDUETTO。レイテンシーつまりインターネットを経由することによる遅延がネットをまたいでセッションなどを行う障害となっていたのを軽減し、ネット経由でのセッションを可能にしたとか。あまり詳しい説明はありませんでしたが、ここに少し解説してありました。
実際にフレッツ光プレミアム+So-net(30ms台の遅延)を使ったネット経由でのセッションデモもありました。
距離の問題の解決できるとなれば、次に来るのがどうやって音楽の嗜好の合う人と出会うのか。それを目指したのが本邦初公開の「ハモラボ」サービス。11月くらいの公開を目指してクローズドテスト中。いままでのコミュニティは作り終わったものを公開する場であったが、これはオンライン上で音楽を作っていけるサービス。
6トラックのマルチトラックレコーダー&オンラインシーケンサーになっており、ハモったり、楽器を重ねたりすることができます。
デモの様子。須田さんが歌をレコーディングし、それを同僚のしーちゃんがハモリパートに補正したデータ(予め用意)を加えて、ハモリパートを作成。
こんなこともできるし、ハモリの1パートだけ流して練習することも可能です。ハモリがうまいとモテるよと。
そしてサプライズゲストの「姉と僕」が登場。参加できなかったメンバーのパートをしーちゃんがハモラボで練習して参加。実際生で聞いたハモリは鳥肌が立つくらいよかったです。
全体会議のお題はこんな感じ。参加者の皆さんのアイデアはとても興味深かったです。
ぜひ考えてみてください。
YAMAHAがネットでもこのような様々な技術の提供で、音楽の創作活動を支援していることは知りませんでした。とても面白そうですね。