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昨日はAMN主催のWiMAX体験ブロガーイベント。開始前はその高速性で騒がれていたWiMAXですが、開始されてからは残念ながらあまり話を聞きませんでしたので、現状エリアや対応商品がどのようになっているのか知りたくて参加してきました。
サービスや機器、技術のプレゼンや田中会長の興味深い話などがあり、楽しむことができました。
通信モジュールは、データ通信カードやWiMAX搭載パソコンの他、ルータタイプが出ているそうです。WiMAX Speed Wi-Fiと総称されるモバイルルータ群がすでにこんなに出ているのは知りませんでした。
写真はシンセイコーポレーションのURoad-5000。手のひらサイズで約110g、連続使用は約3時間。USBデータ通信カードMW-U2510SS2などと接続してモバイルルータとして使うことができます。


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同じくシンセイコーポレーションのURoad-7000。WiMAXモジュール一体型で非常にコンパクトです。USB給電ケーブルがminiUSBでなく特殊な形状なので、モバイルバッテリーとかは接続できないそうです。残念。
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昨日よりヤマダ電機で発売されたeggです。かなり丸みを帯びた形状になってます。5時間駆動。
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モバイルルータを使えば一台でPCはもちろん、iPod touchやiPad, Eye-Fiなど無線LAN機器を同時に接続することが可能です。
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この他、NECアクセステクニカやI・O DATAからWi-Fiルータが出ています。ちょっと大きいので持ち運びには向かない感じですが。
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これがWiMAXとWi-Fi搭載のIntelのモジュール。これを搭載することでパソコンがWiMAX対応になります。
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WiMAX搭載パソコンは9メーカー43機種出ているそうです。立ち上げてすぐに通信が使えるようになる(無線LAN接続と同じような感じ)のが良いとのこと。
初回は統合ポータルに行ってMVNOを選択することですぐに使えるようになるとか。
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データ通信カードも色々あります。
WiMAXって他のキャリアと違ってUQコミュニケーションズがこのような様々な製品の企画するわけでなく、メーカーがある意味勝手に自分のブランドで作ったり輸入したりしているようですね。
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やっぱりWiMAXで一番の売りはそのスピードですね。通信速度は規格上下り40Mbps、上り10Mbpsで、平均的に下り10Mbps、上り2.7Mbpsくらい出るそうです。
ライブデモで速度測定をしたところ、下り16.5Mbps、上り1.9Mbps出てました。やっぱり高速ですね。
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さらに改良を重ねスピードを上げて行き、今年12月(時期は自信なさげでしたが)にはUL64QAM適用で下り40M、上り15Mを実現し、最終的には802.16mを導入して下り330M、上り112Mを目指すとか。この802.16mは今年中にデモを計画しているそうです。
ドコモはLTE(3.9G)で今年12月に下り75Mbps、上り25Mbpsのサービス開始を目指しているし、イー・モバイルはDC-HSDPAで今年10月に下り42Mpbsのサービスを開始すると発表しています。
速度向上は嬉しいですが、どこでもつながり今と変わらない料金で使えるようにしてほしい。
LTEとの関係はどうなるのかとの問に、田中会長は個人的な考えによれば、数年のうちに無線での通信トラフィックが限界を超え帯域が足らなくなるのではないか?そのためキャリアが現状の定額制を維持できなくなったりする。その結果、スマートフォンはLTE、PCなどヘビートラヒックはWiMAX、その家庭内のデバイスはWi-Fiなどと使い分けることになるだろう。日欧米はLTEが中心になるだろうが、その他の地域ではコストの安いWiMAXが中心になるかもしれない。使い分けで共存するだろうとの答えをされました。
ちなみに現状は帯域は余っているので、帯域制限はしていないし、考えてもいないとか。
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このように日進月歩な状況で2年縛りとか契約するまで使用感を試すことができない他社のサービスに比べ、UQ WiMAXは年間縛りのない(30日間の縛りを除く)シンプルな契約プランや無料で15日間試すことができるサービスを用意しているらしいです。
また、機器追加オプションがあり1機器につき、+200円/月で使えるようになるらしい。ただし、同時接続は不可で、後から接続したもの勝ちになるそうです。(自動再接続で取り合いになって使えなくなってしまうこともあるので、自動再接続に注意だとか)
使いたい時にその場で電波の状況を把握してから低価格で簡単に使える1Dayプランとかは良さそうです。
エリアは当初計画より急ピッチで拡大中らしいです。HPでサービスエリアを確認すると結構広がっているように思いますが、地下鉄ではやはり使えないようですし、実際使いたい時に使えるのかが知りたいですね。
やはり私の場合一番気になるのは利用したいところでどこでも使えるかで、スピードはある程度でていればそれほど気にならないと思うのですが、そのあたりの使用感というかバランスはどうなのか気になります。さらに低遅延、高速であれば、日常用途でどれくらい使用感が変わるのかにも興味があります。
今回、どのモデルになるかは不明ですが、WiMAXルータまたはUSB通信カードを貸し出していただけるそうですので、このあたりを確かめてみたいと思います。普段はPocket Wi-Fiを使っているので、できればコンパクトなモバイルルータをお借りできると良いのですが。
UQコミュニケーションズ、AMN、ブロガーの皆様ありがとうございました。

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