CANON PIXUS MG6130 光ってナビするIntelligent Touch Systemが格好良い


今日はAMNの紹介で本日発表のCANONの新PIXUSのタッチ&トライイベントに参加してきました。
EPSONのプリンタのイベントは何回か参加させて頂いたのですが、CANONのプリンタは初めてです。10周年でリニューアルされた新PIXUSはどう変わったのかに興味がありました。
ラインナップはいろいろあるのですが、もっとも力が入っているハイパフォーマンスモデルのMG6130を中心に体験してきました。



まず、一番気に入ったのがデザイン。シンプルなボックス型でピアノブラックの美しいデザインになっています。さらにそのブラックの鏡面に光でインタフェースが浮かび上がります。Intelligent Touch Systemと名付けられたそのUIは静電容量式の軽いタッチでボタンやスクロールホイールを操作するのですが、操作で使えるボタンのみ浮かび上がり、光でナビゲーションしてくれます。これがとても格好良いです。

視線解析システムで操作者の視線を動きを解析しても、光でナビするおかげで操作に迷わず、操作時間も短縮するそうです。さらにタッチすると音がしたり、かなり素早く動いたりと、操作者のストレスを減らし快適に使えるようにと開発されたそうです。

ホーム画面ですが、上下とホイール、ディスプレイ下の3つのボタン以外のライトが消えているのが分かるでしょうか?光るボタンが操作していくと変化していきます。
残念なのは3つのボタンがディスプレイと線で結ばれているのですが、そこが直感的でなく迷うところ(慣れれば問題ないと思いますが)。ディスプレイはタッチパネルではないです。
ディスプレイのフォントは見やすく、ユニバーサルデザインに配慮して新しく開発したフォントらしいです。

スクロールホイールでの画像選択も結構速く動きます。さらに画面を縮小してサムネイルで選択することも可能。さきほどと光っているボタンが変わっているのが分かると思います。

試しに用意されていた写真から夕焼けを印刷してみましたが、ディスプレイと見栄えがかなり違います。印刷時に明るく補正されていたのだと思いますが、このサンプルに限って言えばもう少し暗い方が奇麗ですね。ディスプレイと印刷時の最適化された色は合わせて欲しかったです。
印刷速度はさすがに速かったです。

楽しい写真印刷メニューにあるカレンダー印刷でカレンダーを印刷してみました。
こんなカレンダーがプリンタだけで簡単に作成できました。

ディスプレイ上に表示されるのがアウトプットサンプル的な表示になり、より完成イメージが分かりやすくなっています。
Exif情報を余白に印刷した一覧印刷なんてのもあります。

そして今回無線LAN対応したことで、パソコンから無線LAN経由で離れていても印刷できるのはもちろんですが、スマートフォンからの写真印刷も強化したそうです。

iPhoneやiPad, Android端末からCanon Easy-PhotoPrintというアプリで写真印刷が出来ます。

iPadはiPhone用アプリを現状でも使うことが出来ますが、ネイティブアプリを鋭意製作中だそうです。出来立てのα版が動いており、印刷することもできました。Appleの審査等もあるので実際使えるのは12月以降になるそうです。
iPadやAndroidタブレットで写真を見たり、気に入った写真をそのままプリントしたりということが出来ると良さそうですね。その場合、端末内に入っている写真だけでなく、ネット上のフォトストレージ(Flickrなど)や家庭内のDLNAサーバに入っている写真も閲覧、印刷できると良いのですが。

新機能としてフルHD動画からベストショットを切り出してプリントするソフトが付属しています。コマ送りでベストショットを探したり、一定間隔で切り出したり、ノイズやシャギーの補正を行ったりできます。
ただ、CANONのデジカメで撮影したMOVファイルに限るそうです。ユーザからすると持っているカメラの映像を使いたい訳で、こういう制約は嫌ですね。

インクは6色になり、写真印刷用の染料ブラックと文字印刷用の顔料ブラックの両方を搭載するW黒(ダブクロ)で普通紙やはがきの宛名印刷もきれいになるそうです。
ブラックは使用頻度が高いので、カートリッジが大きかったりするのは良いですね。

アプリケーションは、ほとんどWindowsだけでなくMacintoshにも対応しているそうです。
ただし、Easy-WebPrint EXのSafari対応は11月以降になるそうです。

MG6130にはシルバーモデルもあります。

10周年ということで今回のデザインのリニューアルは2年前から検討されていたそうです。デザインセンターのエキスパートでデザイン合宿が開かれ、2日で80種類ほどのデザインアイデアが出されたとか。

その中で今のデザインに繋がったデザイン案。

パネルの光の色を確認するプロトタイプ

スクロールホイールの感触を確かめるプロトタイプ
こういう徹底したこだわりで今のデザインが完成したそうです。

本日発表会が行われた会場で沢山の新PIXUSに囲まれてのイベントでした。
プリンタはもう成熟して機能的にはあまり違いがなくなってきているので、デザインや操作性で選ぶ時代で、黒く格好良く快適にリニューアルしたプリンタって感じでした。
後ほどMG6130を1.5ヶ月ほど貸し出して頂けるそうです。到着したらまたレポートしたいと思います。
CANON、AMN、ブロガーの皆様ありがとうございました。

saya: