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昨日はみんぽす主催のアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」（あのはな）のBlu-ray Disc最終巻発売直前の記念イベントに参加してきました。
「あのはな」はアニプレックス、フジテレビ、A-1 Picturesの「ANOHANA PROJECT」による完全オリジナルアニメーション。話題になっていたのでノイタミナで放送されていた時にタイムシフト視聴していました。１話からかなり泣ける内容で、最終話もかなり泣かされました。
といっても他の参加者のように何度も視聴したり細かなところまでチェックしたりはしていなかったりするのですが、どんなイベントになるのか興味があり参加してきました。
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（WillVii株式会社みんぽす運営事務局）
監督の長井龍雪氏、キャラクターデザイン・作画監督の田中将賀氏、CG・撮影監督の那須信司氏（写真右から順）から直接「あのはな」を製作した時のこだわりや裏話を教えて頂きました。
この作品では、めんまが幽霊という設定をしているため、それ以外の要素では嘘をつかないリアルさにこだわったそう。
背景や食べ物、キャラの演技などアニメ的な派手さはないが、リアルに徹することで引っかかりが無く登場人物に集中できるようにしたそうです。
リアルに徹するというのも大変で、夕方や夜のシーンが多いため、それが自然にみえるように、各話でばらつきがでないようにしたりアニメならではの苦労も多そうでした。この辺りは撮影監督に監督がつきっきりで最終調整を行ったのだとか。
作品中には走るシーンや泣くシーンが多く登場するのですか、走る意味があったり、キャラクターによって走りかたが違ったり、泣く前の感情の高ぶりがあったりと、自然に見せる作画にこだわったそうです。
アニメはすべてを創作できる世界。登場するものにもそれぞれ意味や想いがあったり。そういう風に見ると作品をより楽しめそうですね。
© ANOHANA PROJECT
作品にも出てくる「わすれなぐさ」は５枚の花びらや花言葉の「私を忘れないで」「真実の友情」「誠の愛」を意識したのかと言う質問には、「正直言うとタイトルロゴの花を気にいって入れたのですが、後からそう言う反響をいただいてうれしかった」とか。
ちなみに略称は「あの花」ではなく「あのはな」が正式で、ロゴの「”あ”の日見た花”の”名前を僕達”は”まだ知ら”な”い。」の「あのはな」の部分が並んで楕円の線が引かれています。
そのあと11/23発売予定のBlu-ray Disc最終巻から最終話を視聴しました。
© ANOHANA PROJECT
MDR-XD300と2人に1台のブラビアを使っての鑑賞でした。
以前見たことがあるとはいえ、やはり泣けますね。
ここで最近テレビで見かける「４倍速」のアニメでの効果について。アニメは普通1秒あたり24コマで制作されていますが、テレビは1秒あたり60コマ。足りないコマを埋めるために同じ映像を2-3回表示しているのですが、どうしてもカクカクした動くになったり、ぼけて見えたりします。４倍速機能では1秒間に240コマ表示し、しかも足りないコマをスムーズに見えるように補完するので、かなりスムーズに見えるようになります。
© ANOHANA PROJECT
ちょっと分かりにくいと思いますが、左が４倍速、右が通常の映像です。実際見た感じでは明らかに違いがわかるくらい見え方が違いました。４倍速の方がくっきりスムーズに見えます。
ゲストの制作者側も、「24コマでどうしてもスムーズに見えないのは技術的にしかたがないので、なるべく気にならないようにスクロール速度を調整したりブラー（ぼかし）をかけたりしている。業界では30コマにしようかという議論もあったそうですが、コストやノウハウの問題で実現していない。しかし、テレビ側でこれだけスムーズに見せることができるのであればそれはうれしいとともに手が抜けないし、これを前提に制作しないといけないので大変。」というようなコメントをされていました。
その他、様々な裏話をお話頂きありがとうございました。
みんぽすイベントでは珍しく、お土産に非売品のノベルティとサインを頂きました。
アニプレックス、ソニー、WillVii、モノフェローズの皆様、ありがとうございました。
アニメ鑑賞委員会
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