ディーガ・プラスからプライベート・ビエラへ ユーザの声を聞いて新しいテレビを育てる


昨年DIGA+(ディーガプラス)をお借りしてレビューした関係で、パナソニック株式会社の「プライベート・ビエラ」お試しアフター座談会に呼んで頂き、参加してきました。
写真は左から2012年の初代DIGA+, 2013年の第2世代DIGA+, 2014年のプライベートビエラ。私がお借りしたのは第2世代のDIGA+ですが、今年プライベートビエラをモニターしたブロガーの方々も参加されていました。



座談会という名前でしたが、商品企画・開発の方々から、商品のこだわりや裏話を聞くことができました。

DIGA+の企画は2010年アナログ停波の節目に、若手中心でこれからのレコーダー事業を考える検討の中から生まれ、内部では「iDIGA」とか呼ばれていたそう。
当初はDIGAをタッチパネルで簡単操作できるというコンセプトでしたが、録画やTV放送をポータブルモニターで見られるというコンセプトに変更。DIGAにワイヤレスモニターがプラスということで、ディーがプラスと命名されたそうです。


第1世代機は19インチの非防水タイプは重くて不評だったものの10インチの防水タイプは高価ながら売れた。第2世代はお風呂テレビを前面に打ち出して10インチ防水タイプをマジックプライスの5万円以下に。一気に販売数がのびたそう。さらに第3世代はキッチンでの利用も想定し、家じゅうどこでもを打ち出して、レコーダー容量も売れ筋の500GBにしたとか。

第1世代と第3世代のアンケート結果を比較すると、お風呂以外での使用が増えており、他モデルとの比較も少なく指名買いが多い。さらに購入者層が広がると通常満足度が下がるのに、下がっていないという結果から新ジャンルの製品としての可能性を強く感じているそう。

このような新ジャンルの商品企画では他社比較とかできないため、ユーザの声を聴くことがとても重要で、お試しモニターのアンケートや店頭でのお客様の声から多くのデータを取って分析しているそうです。一般のお試しキャンペーンは数千人規模でやっているそうですね。
ブロガーへの貸し出しや今回のような座談会もその一環ですね。

第3世代への機能改善もお客様の不満の声から改善するための工夫をされているそうです。

開発者として、アンテナ性能、使いやすさ、コンパクトさという点にもこだわっているそう。第3世代ではレコーダー側の外付けアンテナがなくなり、コンパクトな本体の中に通常のレコーダー相当の機能を詰め込んでいるそうです。

この第3世代は「ディーガ・プラス」から「プライベート・ビエラ」に名称変更になっています。レコーダー事業から生まれたのでDIGAブランドを使っていたけど、ユーザからしたらポータブルなテレビという方が分かりやすいので、テレビのブランドのVIERAに変更したということですね。

候補は色々あったそうですが、プライベート・ビエラになったそうですね。
プライベートビエラになっても商品開発は引き続きレコーダー事業として同じメンバーが担当。この商品の発想はテレビ事業からは出てこなかったとか。

ポータブルテレビ、防水ポータブルテレビなどもプライベートビエラになったそうです。

座談会の方ではブロガーのみなさんの率直な声が色々出ていました。みなさん様々な使い方をされていたようですね。
昨年のうちのモニターの時はお風呂であまちゃんの録画を見たりするのに使っていましたが、主に子供たちの方がドラえもんなどの録画番組やTV放送を見るのに多用していました。私が普段リビングのテレビを独占してREGZAのタイムシフトやnasneの録画のドラマやアニメを流しながら、パソコン作業とかしているからですがw。寝室などではnasne+PS Vitaで録画番組を見たりしています。
モニター品返却のとき、子供たちが欲しいーって言ってました。でもレコーダーとしては全録DIGAの方が良いしな。。とか思っていたり。DIGAに追加できるディーガモニターなんてのもあるのですね。次買うとしたら全録DIGA+ディーガモニターか?
インターフェースがnasne+Vitaくらいサクサク動くようになれば嬉しいのですが。それならDTCP+でタブレットを使った方が良いのかな。
などとかなり特殊で他の人の参考にならないことを考えていましたw
来年のプライベート・ビエラがどのような商品に進化するのか。楽しみです。
大阪からも多数駆けつけられたパナソニックの皆様、AMN、参加ブロガーの皆様、ありがとうございました。

saya: