アイロボットファンプログラムでアイロボット30周年特別イベントに参加させていただきました。イベントではアイロボットの創設者・CEOであるColin Angle氏より最新のロボット掃除機「Roomba s9+」の発表がありました。
Colin Angle氏が夢見てきたロボットの活躍する世界
その世界の実現に向けアイロボットが研究開発してきたロボットたち。
1991年に開発したアイロボット初のロボット「Genghis」は、昆虫をイメージした6本足の自足歩行型地球外探査ロボット。
他にも福島第一原発で活躍したPackBotなども開発。
テレプレゼンスロボットも手掛けています。
アイロボットは今年で30周年。日本で300万台、世界で3000万台のロボットを販売。
アイロボットは今は世界一の家庭用ロボット企業となっています。
最初のルンバは2002年に初の家庭用ロボットとして誕生。
それから徐々に進化していきます。
第2世代Roomba Discoveryは自動で部屋の大きさを判断するので、部屋の大きさを指定する必要がなくなった。
2007年のRoomba 500シリーズ。自動充電、スケジュール機能でベストセラーに。
2015年のRoomba 980。vSLAMによるナビゲーションやスマホアプリ「iRobot Home」に対応。私のルンバとの出会いもRoomba 980になります。
さらに2019年はRoomba i7+とBraava jet m6で自動ゴミ収集や拭き掃除連携まで実現。
アイロボット30周年の2020年に満を持して登場するのは「Roomba s9+」。
部品など一から見直して再設計。
まずはデザインを上質なものに。
vSLAMナビゲーション、スマホ連携、クラウド連携などは踏襲し、前面に3Dセンサーを搭載。形は前方が四角、後方が円の前方後円墳形になっています。
スケジュールで自動で掃除
ゴミ収集も自動で
vSLAMとAIを組み合わせ、掃除しているうちに間取りをしっかり認識。
掃除したい部屋ごとにスケジュール指定して掃除できます。
汚したときはすぐに掃除することも可能。
AIスピーカーとの連携ですぐに掃除を指示できます。
さらにソフトウェアをアップデートすることで機能追加も可能。
スマホアプリ上で進入禁止エリアを指定することなども実現。
ブラシや空気の流れを再設計することで史上最大の吸引力を実現。
ルンバ600シリーズ比で40倍もの吸引力を実現。
本体とダスト容器の密着度を上げたり、高性能フィルターで99%の花粉やカビなどのアレルゲンを99%密封。
Roomba i7+同様Braava jet m6と連携して掃除することも可能です。
将来は、様々な家庭の機器と連携してさらに便利な生活を目指している。
ルンバやブラーバ、芝刈り機などが連携して家の掃除を行うだけでなく、
毎日のルーティーンを管理して、生活の見守りをしたり、
戸締りや照明などを管理して安心・安全な生活を実現したり。
AIや音声認識、空間認識と機器が連携することで、
家を最高のマジカルパートナーに、というのがアイロボットの目指す世界です。
次はアイロボットジャパン合同会社 プロダクト&マーケティングストラテジー部 山内 洋部長および引野 元社長より詳細なRoomba s9+の説明。
床の素材を確認してカーペットでは吸引力を自動でアップして奥に潜むゴミ・ホコリを強力に吸引。逆にフローリングでは吸引力を抑えてバッテリーをセーブ。
前面が四角になり、そこにデュアルアクションブラシを配置することで、幅が従来より30%ワイドに。一気に掃除できるエリアを拡大。
前面の高機能センサーが壁の位置を認識して、壁際までしっかりと清掃。5本のアームになったコーナーブラシを前面の隅に配置することで、壁際のゴミをキャッチ。
クリーンベースで自動でゴミ収集し、自動充電・再開するので、広い家でも掃除可能。
特殊素材のダストカットフィルターでカビや花粉、ホコリ、ダニなどのアレルゲンを99%捕捉。
vSLAMによって正確に部屋のマップを生成。
それぞれの部屋に最適なパターンで清掃します。
ルンバ s9+の清掃後にブラーバm6の拭き掃除を開始することが可能。
プロセッサーなどは掃除にはオーバースペックだが、今後のアップデートで機能を追加できる余裕を持たせている。
継続的にソフトウェアアップデートする予定。
Roomba s9+は、2/28発売。169,800円(税別)。
3/31までは、Roomba s9+とBraava jet m6がセットで、219,800円(税別)。
最新の自動ゴミ収集と自動拭き掃除が実現できるまさにPerfect Cleaningのためのセット。
現在のルンバのラインナップ。
予約・購入はアイロボットストアで。
ルンバがどれだけ使えるか分からないので不安という人のために、ロボットスマートプランというサブスクリプションでルンバを利用できるサービスも展開中。継続利用意向率は98%だとか。
アイロボットジャパンは「ロボット掃除機一家に一台」宣言を実施。
現在の世帯普及率は6.3%で順調に上がってきています。
機能を提供するのでなく、お客様が望む体験を提供することを目指している。
ロボット掃除機を使うことで、家族の笑顔が増えた、夫婦のけんかが減った、趣味に使える時間が増えたなどの顧客体験を。
ロボットがQOL(生活の質)を変えていきます。
提供するのは掃除機だけでなく、その顧客体験。というのがアイロボットのメッセージでした。
Roomba s9+の動作デモ。非常に狭い隙間に入り込んで掃除してもちゃんと抜け出せますし、壁際までしっかりと掃除できます。
真ん中の蓋はブラーバm6のようなデザインですね。
蓋を開けると給水タンクではなく、ダストボックスがあります。
普段は自動ゴミ収集で取り外す必要もないですが、
ゴミ箱アイコンのボタンを押すと
ダストボックスの底が開きます。ダストボックスのメンテナンスも楽そうですね。
幅が30%大きくなったデュアルアクションブラシと隅に配置されたコーナーブラシ。
Roomba i7+との底面の比較。構造がかなり変わっているのが良くわかります。
自動ゴミ収集の様子はi7+と同じ感じですね。
30年のロボット技術の集大成の「Roomba s9+」。とても良さそうですね。
なんと3か月ほどモニターさせていただけるそうです。またその体験をレポートしたいと思います。
歴代ルンバのガシャポンのセットをお土産に頂きました。これもうれしいですね。
1/7スケールのカプセル玩具でプルバックで動き、方向転換までする優れものです。
Roomba s9以外は全国のカプセル自販機で1回300円で販売中です。
このような企画に参加したりできる、アイロボットファンプログラムはこちらから登録できます。
アイロボットのColin Angle氏はじめ、アイロボットの皆様、参加の皆様、ありがとうございました。