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すみだファンCLUBでの伝統工芸体験。今回は、片岡屏風店での「からくり屏風体験」を楽しみました。

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片岡屏風店は、東京スカイツリータウンの西側すぐのところにある都内唯一の屏風専門店です。

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店内には様々な屏風が飾られています。絵画だけでなく、着物やスカーフなどを屏風にしたものもあります。

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もちろん販売も行われています。

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屏風は多くは杉の木を組んだ、このような障子の木枠のようなものに和紙を貼り付けていくことで作成されます。

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単純に重ねるのではなく、貼り方を工夫することで、強度を出しています。

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さらにこのような板を浸かったものだと、ヒンジを付けて曲げていますが、これだと隙間ができ、絵が分断されたり、風が通過したりしますが、

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和紙を交差させてつなぐことで、隙間ができず、風も通過しません。屏風は「風を屏(ふせ)ぐ」に由来するそうで、もともとは枕元に立てて冷気を防ぐ実用的な風よけだったそうですね。紙を交差させているだけなので、両側に曲げることもできます。

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この紙を交差させる機構を応用して、1つで4面の屏風を表現できるのが「からくり屏風」です。
2枚の板と4枚の和紙で作成します。

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和紙の両端のみ糊付けして交差させていきます。

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糊が乾くのを待って、4面が開くか確認します。子供の頃、こういうのをよく作ったのを思い出しました。

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普段の体験では赤富士の絵を使うそうですが、今回は特別に絵を選ぶことができました。神奈川沖浪裏を選びました。

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絵をからくり屏風の構造に合わせて8分割します。

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1面完成で体験終了です。あとの3面は持ち帰った後に好きにカスタマイズできます。

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家に帰ったあと、風神雷神の絵を2面に貼ってみました。

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開け方を間違えると破壊してしまうこともあるので注意しましょう。