#中欧旅 #ドイツ #ヴィース ロココ装飾が美しい 世界遺産 ヴィースの巡礼教会

ノイシュヴァンシュタイン城から車で30分ほど走ったところに、世界遺産「ヴィースの巡礼教会」があります。
この教会は、ロココ様式の装飾がヨーロッパ随一とも言われるほど美しく、訪れる人を魅了します。

外観は牧場の中に佇むシンプルな佇まい。

周りには牛がのんびり休んでいて、なんとも長閑な雰囲気です。

この教会の始まりには少しドラマチックな物語があります。
南ドイツの小さな村で、長い間しまい込まれていた「鞭打たれるキリスト像」を農婦のマリアが見つけ、祈りを捧げたところ、その像が涙を流したと伝えられています。この噂を聞きつけた人々が押し寄せ、1740年に小さな礼拝堂が建てられました。しかし巡礼者はますます増え、1746年には新たに教会が建てられることになったそうです。

中に足を踏み入れると、そこは外観からは想像もできないほどの華やかさ。
見事な天井画や装飾に圧倒され、しばらく言葉を忘れて立ち尽くしてしまうほどでした。

こちらが「鞭打たれるキリスト」の木像ですね。

教会の裏手もやはりとても長閑。

外の素朴さと中の豪華さ、そのギャップが印象的で、忘れられない教会になりました。