enchantMOON 届きました。やっぱり遅いし安定しないですが、そこが改善されれば面白い

5月下旬の予定だった出荷が遅れていたUEIのenchantMOONが今週ようやく届きました。先行して届いた方からは期待が高かったからか完成度の低さに対する酷評が上がっていましたが、実際どの程度のものだろうと早速試してみました。

箱を空けると本体やペンがお目見え。なかなか良い感じ。

説明書、ACアダプタ、デジタイザペン、USBケーブル、本革ストラップなどが付属していました。本革ストラップは初回限定特典？

革ストラップはちょっと長いですね。首にかけて使うのかな。

革ストラップペンホルダーが付いているのですが、かなり出し入れしにくい窮屈さです。
本体の操作にペンは不可欠なので、本体に収納出来るようにして欲しかったです。ハンドル部分とか。

説明書は絵がたっぷりで面白いですね。

シリアルナンバーは1017。注文したのがちょっと遅めでしたからね。
厚みや重さは結構ありますね。USBケーブル端子やACアダプタ端子が特殊じゃなくmicroUSBとかだったら良かったのに。

やっぱり特徴的なのはハンドル部ですね。ちょっと動きがぎこちないですが、もったり、台にしたりに使えますね。
カメラは上方と前面に2つついています。

起動すると初期設定＆チュートリアルが開始します。やっぱりフォントが綺麗なのは良いですね。

無線LANの設定は特に問題なくできました。

数字をペンで上書きして設定できるのも面白いですが、無線LAN接続しているのでAutoを押せば良いですね。

ペンと指の操作を併用しかつ別々の意味があるので、チュートリアルで使い方を学びます。
ですが、チュートリアルが途中で異常終了してしまいましたw。

とりあえず、ソフトウェアを最新にアップデートしました。指で円を書いて中にペンでupdateと書けばアップデートできます。

文字や絵を描くのには良いですね。ちょっと筆跡の追随が遅く、後で追っかけるような漢字になってしまうのが違和感がありますが、細かい筆跡が省略されたりしないのは良いですね。
ノートの感覚で文字や図を書いて、指で右端から左にスワイプすれば次のページに移って書き続けることが出来るというのは良いですね。

ペンで文字を書いて、指で円を描いて囲むと、Web, Note, Linkなどが指定できます。

Webを指で押すとブラウザが立ち上がって、書いた文字で検索できます。英字（ブロック体、筆記体）やひらがなは結構まともに認識しますね（写真はちょっと間違っていますが）。漢字は上手く認識できていませんでした。
ブラウザの速度が遅いのはかなりイライラします。こういうところがスムーズに動けばなぁ。
Noteだと、書いた文字から検索できますし、Linkは他のページにリンクを貼ることができます。

指で囲んでペンでcameraと描けば、上部カメラでカメラ映像を切り取ることが出来ます。これは写真撮影のためというよりはシールに使うイメージを入力するための機能ですね。
自分で描いた文字や絵や撮影したイメージをシールにして、それに機能を割り当てることができます。

機能はこのようなMOONBlockと呼ばれる、ブロック状のUIでプログラミングできます。
これは始めから付いていたMOONBlockのサンプルですが、

これだけで、ちょっとしたゲームが動きます。本体で作るにはやっぱり遅さが気になります。本体で快適に作成できると面白かったのですが。

あとはやはり不安定ですね。よくエラーが起こります。

しかも何のエラーか良く分かりませんね。
あまりにも酷評が多かったので期待していなかった（そもそも、初期ロットは安定しないだろうなと思っていたし、今後を期待しての購入だった）のですが、それほど使えなくもない感じ。もっとサクサク動いて安定すれば結構面白いと思うので、ソフトウェアの改善を図って欲しいな（もともとソフトウェアの会社なので期待しています）。
公式サイト: enchantmoon.com