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五反田のGenron Cafeで開催されたenchantMOON Nightに参加してきました。会場に入りきらず何百人もの、すごい行列ができていたようですが、開場時間に到着していたのでほぼ最初にタッチ&トライすることができました。


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UEI(Ubiquitous Entertainment Inc.)が開発したenchantMOONは、手書き機能に特化して、AndroidをベースとしながらもOSから独自カスタマイズを施した今までのタブレットとは一線を画する新しいコンセプトのデバイス。
iPadを始めとするタブレットはマルチタッチで情報やメディアを参照するにはとても便利なデバイスだが、入力する・思考する道具としては、紙とペンには敵わない。IT企業だろうが付箋やノート、プリント、ホワイトボードに溢れている。
実際私もプレゼン資料やプログラムなどを作る時は手書きで考えを整理したりしますし、話を聞く時のメモも手書きが多い(キーボードを打っていると理解することに集中できない)です。
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手書きが優れているのは、文字だけでなく、下線、囲い、図など色々な表現で考えを表すことができるだけでなく、さらにそれを目で確認して考えることができる。
その思考のための道具として優れた紙とペンを、表現力や使い勝手は損なわず道具として進化させ、共有や検索を可能とし、さらに自分好みにカスタマイズもできるようにするというのがenchantMOONのコンセプトらしいです。
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UEIのenchantMOONに繋がる挑戦は2007年から始まっており、最初はマルチタッチディスプレイを開発
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iPad用手書きメモアプリZeptoPadを開発するものの文字入力ができないことを不満に
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NECのLIFETOUCH-Wの開発にも関わったが、どうしても満足のいく性能が得られず
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新しいデバイスにはソフトの開発者と接点を持つ事が重要と、HTML5+Javascriptフレームワークenchant.jsを公開
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そういった積み重ねの上でとうとう世に出されるenchantMOON1号機は、AndroidのOSレベルのペン入力の反応をC言語でドライバを書き直すなどして、ペン入力で違和感のない書き心地を実現。書いた文字を変換表示するのでなく裏で変換しておき検索等に対応する。
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実際少し触ってみた感じでは、ペンの応答性はとてもよく、ノートのように精細に文字を書くことができました。筆圧のコントロールにも対応。ただあまり力を入れると傷つきそうでしたが。
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なんとデジタイザペンには5120×3840 (815ppi)の分解能があるらしく、小さな文字でもちゃんと文字認識するのだとか。
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手書き入力はペンで、各種操作は指で行うようになっており、丸で囲んだらボタンが出てきたり、動作エフェクトが綺麗だったりとユニークで面白いです。アイコンやツールパレットが並ばない真っ黒な画面は潔いですね。
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cameraって書くと、囲まれたところにカメラの映像が映ります。
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重さもそれほど重い感じはしませんでした。
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さらにもう一つこのデバイスのこだわりがカスタマイズ性。といっても単にスタイルや色を選べるというのではなく、プログラミングが可能になっています。しかも、簡単なプログラミングはブロックを並べる感覚でできるようになるそう。
昔のPCとかUNIXとか自分でツールを作って、より便利に使えるようにするのが当たり前だったので、こういう機能がついているのもうれしいですね。
そうそうこの商品、コンセプト設計を映画監督の樋口真嗣氏と哲学者/思想家の東浩紀氏が行ない、製品の外観デザインは、イラストレーターの安倍吉俊氏が担当しているそうです。
さらにデバイスのこだわりと価格決定については、こちらの記事が面白いです。
公式ページアスキーストアで予約受付中。価格は39,800円。出荷は5月下旬予定です。
触っているとちょっとエラーが起こったりまだまだ不安定な感じでしたし、商品出荷されても多分トラブルや不満は色々あるとは思いますが、コンセプトに共感したのと、日本発の新しいデバイスの登場を応援する意味も込めて、早速予約しました。
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起動には25秒ほどかかるそう。セットアップで日時を入力しますが、手書きで該当箇所を上から上書きすれば変更されます。
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言語選択。○ボタンをタップします。
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利用規約もチェックを入れるとボタンが現れ、次に進みます。

以下、面倒になので、動画でw
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こんな絵も描けるそう。ただしあくまでも手書きメモ用なので、お絵描き用タブレットではないです。
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用途の例です。
色々おもしろい利用が考えられそうですね。
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さらに将来は、身の回りの世界をプログラミングできるような全世界プログラミングをビジョンとして掲げています。
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このようなブロックで生活をカスタマイズ
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MOONBlockはオープンソースで提供する予定だとか。
さらに樋口真嗣監督によるプロモーションムービーもとても凝っています。




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このリンゴは緑色で、AppleとAndroidの象徴らしいですね。

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