Logitecモノフェローズセミナーの続きです。
残り2製品は、Bluetoothオーディオの製品です。Bluetoothオーディオは音がかなり劣化するのが常識と思っていたのですが、新製品を体験させてもらいそれが変わってきている事を実感しました。
従来Logitecが出していたBluetoothスピーカーは右手前のような、いかにも周辺機器という感じのものだったのですが、今回の新商品の一つは左の木製のいかにもオーディオって感じのするLBT-AVSP3000です。
このLBT-AVSP3000の特長の一つはフルデジタル伝送する事。今までのBluetoothスピーカーはBluetoothで受けたデジタル信号を一旦アナログに変換してアンプでならしていたそうですが、この商品ではBluetoothで受けた信号をそのままデジタルアンプに送ることでノイズの影響を受けにくくクリアな音を実現しているそうです。
BluetoothだけでなくUSBオーディオとしてPC/Macと接続して音楽再生をする事もできるのですが、その場合もフルデジタル伝送します。
USBオーディオとBluetoothオーディオの両方に対応しているのはうれしいですね。
AUX入力も付いていますが、こちらはもちろんアナログ。
音質はUSB接続が一番上で、Bluetooth接続、AUX接続の順になります。
さらにBluetoothの音楽再生用のプロファイルA2DPで一般的に使われているSBCのコーデックの他にAACやapt-Xというコーデックに対応しています。
AACはiOS等で利用されているコーデックで、Apple製品では128kbpsを使っている模様。ただし、iOS6ではビットレートが上がっているかも(そのためか接続したときや切った時にノイズが載ることがあるが、現在問い合わせ中とのこと)。
apt-XはMacやAndroidの一部で対応しているコーデックで高音質で低遅延なのが特長。SBCの5倍のビットレートで圧縮率は1/20、遅延は約32ms(SBCは200-250ms)だそうです。低遅延だとビデオを見る時に映像と音声のずれが気にならなくなります。
実際、同じ音楽ソースをSBCとapt-Xで切り替えて試聴させて頂いたところ、低音から高温までの表現力とかクリアさとかはっきりと分かるくらい違いました。有線接続と変わらない高音質じゃないかな。
apt-Xに対応しているAndroidスマホやタブレットはここで確認できるみたいですが、まだSHARPやSamsung、富士通などの一部のものしか対応していないみたい。
apt-Xに対応していないPCで使う場合は、これを使えば対応しますよと出されたLBT-UAN04C1。
外見もオーディオスピーカーらしい外観をしています。外観に合わせて少しアコースティックによったチューニングをしているそう。
デザインはシンプルで良い感じですが、ちょっと上面のボタンが無粋かな。
これは木の色を変えた試作品。製品として出す予定は今のところないみたいですが、参加者はこちらの方が良いとかいう反応だったりw
そして最後の製品は、BluetoorhヘッドホンLBT-AVOH03ABKです。こちらももちろんapt-X/AACに対応。さらに大容量バッテリー搭載で15時間の連続再生が可能だそうです。ステレオミニ端子で有線接続も可能です。通話も可能。
確かに音は結構良いですね。ただし、オンイヤータイプなので音漏れはします。
今までのロジテックのBluetoothヘッドホンと比べて、あきらかに違う付け心地を実現しています。
コンパクトに折り畳んで持ち運ぶことも可能です。
デザインはだいぶ良くなったと思いますが、あと少し頑張って欲しいな。
ただ何より驚きが、LBT-AVSP3000もLBT-AVOH03ABKが9,980円と1万円を切るところ。これはコストパフォーマンス高いですね。
ちなみに、今後のBluetoothオーディオ等の製品は海外展開の関係上、順次LogitecブランドからELECOMブランドに統合されるそうです。(ストレージ製品はLogitecブランドのまま)
まだ決まっていませんが、今回の4製品のうち何か貸し出して頂けるそうです。お借りしたらまた使用感等書きたいと思います。
Logitec, WillVii, モノフェローズの皆さん、ありがとうございました。
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