昨日はAMN主催のgooラボ ネットの未来プロジェクトブロガーミーティングに参加してきました。gooラボ ネットの未来プロジェクトの第1弾という位置づけで、第3弾までイベントが企画されているそうです。
場所はタワーレコード渋谷店B1Fイベントスペース「STAGE ONE」。
NTTレゾナントの望月さんと徳永さん、タワーレコード渋谷店の副店長の勝原さんとバイヤーの田中さんの4名がネットでのレコメンデーションと店舗でのレコメンデーションを語り未来のレコメンデーションを考えるというものでした。
ネットのレコメンデーションは、個人の属性や趣味指向、購買履歴、行動履歴などから解析(他の人の購買傾向の統計等により)して、商品等をおすすめする仕組みです。amazonのあなたへのおすすめやあわせて買いたいなどが有名ですね。gooの検索も広く言えばレコメンデーションだとか。
入力情報とパーソナライズ性から分類した図も示されていました。
タワーレコードの店舗での非メジャー系タイトルのレコメンデーションは、良い音楽をなるべく多くの人に届けたいという想いで、多くの音楽を聴き、流行やカンと経験、知識からピンときたものを仕入れて、POP等で引きつけて買ってもらうというものです。POPの書き方もアイキャッチにこだわって、その音楽を気に入りそうな人が引きつけられるキーワードをちりばめ、視聴してもらえるようにしているそうです。世代やジャンルを超えて幅広いキーワードを選んでいたり、また信頼を失わないように最高傑作というようなキーワードは安易に使わないとかいう話はとても面白いと感じました。
個人的にはネットのレコメンデーションはみんながそうだからとか同じようなものだからとかあまり面白くないし、うっとおしい感じがしてしまいます。パーソナライズもなんかお前はこうだろと決めつけられている感じで狭めているのがつまらないです。売る側にとっては手軽にクロスセルできるから良いのでしょうが。
リアルのレコメンデーションは、自分が詳しくない分野でも信頼できる人(感性の合う人)を見つければ、良いものにあまり努力しなくても出会える、広がって行く感じが楽しいのだと思います。
単純に広がるだけなら、ランダムでも占いでも良いような気もしますが、信頼性が生まれない。
ネットの世界で言えばブログなんかが信頼性のあるレコメンデーションの役割をしており、知っているブログのおすすめで商品を知り買ってしまうなんてことも最近多いです。amazonやkakaku.comのコメントとかも参考にしますがどんな人が書いているのか分からないし知らない商品を見つけるのは難しいですからね。
統計やロジックに頼るのでなく、良いものをおすすめしたい想いとかその人の信頼性が未来のレコメンデーションに必要なのじゃないでしょうか。ソーシャル的な仕組みでしょうか。
タワーレコードのバイヤーの仕事や棚の作り方など面白い話が色々聞けて楽しかったです。
タワーレコード、NTTレゾナント、AMN、ブロガーの皆様ありがとうございました。
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