横浜国立大学の庄司道彦氏が株式会社異次元を設立し、バーチャルヒューマノイドの個人向け開発キットを発売するそうです。
バーチャルヒューマノイドは同氏がNTTドコモ研究所時代(〜2006)にベースを開発し、横浜国立大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリーでJST(科学技術振興機構)の「ロボットへの仮想キャラクタ映像合成システムの開発」の委託を受けて開発されたAR(拡張現実)を利用した変身ロボット。
緑色の人型ロボットをUSBカメラで撮影し、リアルタイムにキャラクターCGを合成、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)で表示する。ロボットなのでCGと同期して動くし、触れる事もできる。ARというよりもMR(複合現実感)かな。
上の図や下の動画は2006〜7年当時のもの。緑色の部分以外は合成されなかっため、CGがはみ出さないように大きな太ったロボットだったみたい。
成人の60%サイズかつ上半身のみになった試作品。画像合成のアルゴリズムの高度化により欠損のない合成ができるようになった。
さらに音声インタラクションシステム構築ソフト「MMDAgent」を利用することで、ロボットに合成されたアニメ風キャラとの会話のやりとりをできるようにしたそう。
再生コンテンツを自作できるユーザー向けキットの予約受付を2013年3月より開始する予定。ロボットやカメラ、HMDなど一式セットで45万(USB2.0カメラ採用)〜50万円(USB3.0カメラ採用)。
先日のワンフェス2013[冬]でも出展され、頭部だけですが体験できたらしいです。リアルな嫁を開発したい人はぜひw
技術解説
体験イメージ